先週末も東京出張でした。

あなたの「空(くう/コンシャスネス)」を広げる案内人&草の根ブロガー、あつこです。



独立後のキャリア20年のマーケティングリサーチャーでもある私、

グループインタビュー(座談会)の仕事をしてまいりました。

 

座談会では

新商品企画や、広告などに関して

消費者の方たちのご意見を伺います。

 

始まるまでは

場がシーンとしているので

緊張が高まったり

空気感が冷えたりするのも何ですから

通常、気が紛れるようにテレビ番組を流しています。

 

ワケあって、チャンネルはNHKであることが多いです。

 

そこで流れていた「NHKのど自慢」。

歴史の古い番組です。

 

どの辺りがコアな視聴者層なのかは知りません。

少なくとも、過去・現在のいずれにおいても

私のような者がターゲットとは思えません。

 

しかし見たいと思っていなくても、見ざるを得ない、そんな状況ってありますよね。

 

若かった頃は、なぜに、こんな番組を制作・放映しているのか、理解に苦しみました。

(地方の人達を対象とした参加型イベントとすることにより、地方のみなさんにも愛されるNHKを目指すとか、気持ちよく受信料を支払ってもらおうとか、それこそマーケティング的な意義はあるんでしょうが、私のメンタルが抱える要因により、この番組を受け入れられなかったのです)

 

各種の(私から見て)イタイ人達が続けざまに出てきて、歌(+踊り)を披露。

 

同じ時代

同じ日本であるにも関わらず

画面の向こうだけが

超絶異次元並みの別世界(にしか見えなかった)。

 

「つまらん」

「くだらん」

「陶酔して/楽しそうに/全開で歌うために嬉々として出てくるなんて信じられない」

「見ている私のほうが恥ずかしくて穴に入りたい」

というふうに

若かりし頃の私(ボードレールの「悪の華」とかを読んでいる、気難しい女子大生)には感じられました。

 

田舎の垢抜けない子(雰囲気・髪型・衣装など)が

下手な歌を披露すれば

そんなふうでありながら

舞台に出てきたことからして許せないし

 

思いのほか上手だったりして

鐘が見事に打ち鳴らされると

妬ましさのあまり、「いや、全然ダメ」と完全否定。

 

「なぜに、この歌なんだ」と感じる選曲だとゲンナリし

ヘンテコリンな衣装には頭を抱え

 

司会者による

「愛するお子さんたちに一言~」

「銀婚式を迎えた、ご主人に一言~」

「応援してくれている職場の皆さんにメッセージを~」

とかの呼びかけに対し

 

会場の家族や関係者が満面の笑みで

応援の手を振るような

《心温まるイイ話》には

MAXの鳥肌を立てていたことを思い出します。

 

数十年が経過し・・・

今見ると、「NHKのど自慢」って・・・

 

昭和レトロだし

出てくる人達は

どの人も個性的で面白くて

オープンハートで

可愛くて

素朴で無防備で

心が温まるよね~(ほのぼの 😀 )。

 

それぞれの歌う歌、歌いっぷりには、その人自身が凝縮されて表現されていますよね。

 

それはもう、全面的、100%の

「許容」

「受容」

「応援」

「ポジティブな視聴態度」

です。

 

数十年前がウソのようです。

 

のど自慢をしに

舞台に上がる人達すべてが

上記のような美徳(個性的、オープンハートなど)の成分だけからできていて

闇の部分やメンタルブロックをもっていない、というわけではありませんけれど

(テレビから見えない所には、いろいろあるだろうと思います)

 

少なくとも

当時、私が持っていたようなブロックはなかったのでしょう。

 

他者の目にどのように見えようとも

かっこ良かろうと、悪かろうと

さらけ出して自分自身に全力投球できる、ということに対する。

(そういうのを、出たがり、目立ちたがりと言うのかもしれませんが)

 

見事な田舎っぺであろうと

見た目が残念であろうと

方言丸出しで何を言っているのか分からなかろうと

「のど自慢」であるにも関わらず、天下無敵の音痴であろうと。

 

私は、長い間

人前で自分をさらけ出すということが

とても苦手でした。

 

最近は、「おばちゃん」になり

自意識が低下し

無防備になってきているのと

ブロックが外れてきたことがあって

変化してきていますが

 

さらけ出して表現している人に対して冷やかだった私。

さらけ出す以上、キープしていて欲しい枠組みの設定が細かかった私。

 

そんな私自身がイタイ人だったということでしょう。

 

そういった

自分の中で否定・抑圧している要素・価値観に気づく機会を与えてくれていた「NHKのど自慢」。

 

自分が何に反応しているのか、

テレビ番組は

そういうことも見せてくれるので面白いですね。

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