この記事を書いたのが、2年くらい前。

依然として「お金は “普遍的な” 愛のエネルギー」とは思いません。

「お金は “偏った” 愛のエネルギー」というふうには感じますけれどね~。



人間がお金を使うのは「自分の宇宙」のため

お金を支払うことで、自分の求める人だったり、モノだったりを、手元に手繰り寄せ「自分なりの宇宙(=世界)を作り出す」。

それが日常における、お金の “エネルギーとしての” 実質的な働きであろうと思います。

その働きのなかには、スピ業界の人達が好む、「愛」と呼ばれるものも、そうでないものも含まれています。

 

「愛」を “宇宙すべて” や “ワンネス” と混同してはいけません

「愛」という、エネルギーの働きがあるとしたら、一方に「愛でないもの」があることになります。

すなわち「愛がすべて」「宇宙は愛」という全体性が成立することは、論理的にあり得ません。

(スピ業界で、よく聞くフレーズではありますが、「よくできた嘘」だと思います)

 

「カリスマ」「重鎮」は、『あなたの宇宙』での話です(特に「ネット上」)

以下は、アメブロを退会したときに特に感じたことです。

退会に伴い、読者登録をしていたブログの、更新情報が届かなくなります。

そうなると、そのブログを書いている人達は、生きているのか死んでいるのか、分からぬほどに、意識のなかで「空気」と化します。

一気に視界から消え、「この世にいない」のと同じになります。

しかし、その人のブログなり、SNSへの投稿なりに、日々、あるいは何度も触れ、自分の意識を、彼らや、彼らの記事・発言にフォーカスしている間は、自分に影響力をもつ、重要な人物であったりします。

自分にとっては、「神」「師」「ヒーロー」「カリスマ」「憧れの人」「学ぶところの多い人」かもしれません。

でも、それは「自分の宇宙」での話。

 

「自分の宇宙」のなかで客観性を失うことの危険

自分にとって重要なものを、目に付くところや手の届くところに配置して作り上げた世界が、「自分宇宙(自分の世界、自分の部屋)」。

ほかの人は、ほかの人自身が作り上げた「ほかの人宇宙」で暮らしています。

しかし、ほかの人と自分が、あたかも同じ宇宙にいるような錯覚を覚えるように、この世界や人間の認知システムができているため、自分とって重要な存在は、ほかの人達にとっても重要であるかのように、またほかの人からも、高い評価を得ている(または、得るのが当然の)ような錯覚を起こしがち。

ほかの人達は、自分が注目している対象を知らず、知っていても無関心、あるいは無関心以下で不思議はない。

・・・ということに、極端に鈍くなるのが、ネットに依存した社会ですね。

(リアル社会でも、普通に起きていることではありますが)

『自分軸』とか、『ハートに従う』とか、『自分はどうしたいの』とかが頻出用語の世界に耽溺すれば、なおさらのこと。周囲がまるで見えなくなります。

 

お金は大抵の場合「自分にとっての重要度の高さ」に応じて支払われる

話を戻すと、「自分宇宙(自分の世界、自分の部屋)」を居心地良く、魅力的にするための、何かを得んがために、自分にとって『重要度の高いもの』へと優先的に流すエネルギーが、お金というもの。

自分の望む、理想の「自分の宇宙」を作るため、お金というエネルギーを活用するのです。

そんなことを考えるきっかけになったのは、この世には、コンサルの経験も実績も、見るに値するものがないにも関わらず、ブログやSNSでの発言に影響され、そういう人達に対し、数百万円のコンサル料を支払って顧客になる人がいるらしい、と知ったことです。

「そのコンサルもどきの人達が愛に満ちているから、世界中から愛のエネルギー(お金)が流れてきている」は考えにくく

「ある人が『自分宇宙』を、自分にとって、より居心地良く、幸せにするために、自分にとって重要と感じる対象にエネルギー(お金)を流した。その対象が『ほかの人宇宙』にいる人からすると、怪しいコンサルもどきだった」ということだと思います。

 

「宇宙を代表してお金を循環させている」つもりの事業者には要注意

ひとりにつき、ひとつの「自分宇宙(=世界)」があるわけですから、それぞれ、インテリアの好みがどうで、どこに何を置き、どんな過ごし方をするとしても、そこに現れる愛の姿は、必ず偏り(個性やその人の色)を伴います。

お金という形で、全宇宙的に愛のエネルギーを循環させているつもりでも、実際には、偏りのある愛のエネルギーを「自分宇宙」づくりのために循環させ、ひとときの幸福感を味わっているだけ。(循環すれば、の話)

そのこと自体は特段悪くないし、日常的に行なわれることであると思います。

ただし「お金は愛のエネルギー」(あるいは「支払った分だけ受け取れる」とか)標語的に掲げて、あたかも自分が「全宇宙の愛」を代表/代行しているかのように思い込み、振る舞い、半ば強迫的に顧客に多額の支出を促すような、ビジネス展開をしている人たちの言っていることは、鵜呑みにせず、細かなところまで、よく検討したほうがよいでしょう。

と、先の記事から2年経過した今も思います。

 

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