神奈川時代に購入した車のナンバーを取り替えてきました。

代行業者等に依頼せず、自分で手続きを行なうと、ナンバープレートって、自分で外して、自分で取り付けることになるんですね。面白い。

テレビも映画も見ない私がNETFLIXを利用するに至ったのには理由がありますが、それは置いておいて。「グッド・ウィル・ハンティング」という映画を見ました。

リアルでも大変アタマの良い、主演のマット・デイモンが、ハーバード大学在学中に書いた脚本をベースにしています。普段、映画をまったく見ないので知りませんでしたが、名作とされているようです。

特に名言とされているのが、今は亡きロビン・ウィリアムスの演ずる心理学者ショーンによる“It’s not your fault.”(君は悪くない)

という言葉。(私としては、「やっぱりね」というよりは、「へえ、そうなんだ」という感じ)

心理学者ショーン(ロビン・ウィリアムス)が、保護観察付のワルである天才青年ウィル(マット・デイモン)に“It’s not your fault.”(君は悪くない)と繰り返し語りかけるシーン、ネット上のレビューを見る限りでは一番の感動ポイントであるようです。(これも、「へえ、そうなんだ」という感じ)

ショーンとウィルの共通点は、子供の頃、父親からひどい虐待を受けていた、ということ。

肉体的/心理的に虐待されて育った子供にみられるのが「親に自分が虐待されている/されていたのは、自分が悪い子供だからだ」という思い込み。

たとえ向こうがイカれた大人であったとしても「自分に対する愛が、どこかにあればこそなのだ」と思うことで、生きる拠り所をもち続けることができる、という面があります。(小さな子供の頃から、自分がずっと愛されてこなかったことを認めるのは、自分の存在が根底から否定されるようで、非常に辛いことなので)

小さな子供が転んだり、何かショックなことがあったりすると「えーん(T_T)」と親の所に行って訴えかけますね。

「そうか、そうか」という受容、「それは痛かったよね」「びっくりしたよね」という共感、「あなたが悪いわけじゃない。怖がらなくていいよ」という理解を与える包容力、「あなたをひどい目に遭わせた●●が悪いよね」(道路とか?兄弟とか?)という後ろ盾、それらを感じることで子供はホッとします。

自分の味方が欲しい。全肯定してくれる何かが欲しい。しかし、虐待された子供は、それらを親から得ることができない。(虐待されていなくても、自分の都合に合わせて、得られるとは限らない)

子供の頃、親に求めていた関係性/役割の延長で、大人になってからも窮地に陥ったときには、外側の人達に自分の味方になってもらいたい、自分を肯定して欲しいと心のどこかで思っているし、それらが得られないことには失望しがち。

ベースに罪悪感をもっていて、それゆえに、自分を傷つけるようなこと(自傷や非行など)をするのだけれど「あなたは悪くない」と自分が自分に言うのだけでは不十分で(開き直っているみたいだし)他者から、そう言われることで、より深いところで自分を許すことができる。自分に対して、より正直な選択をすることができるようになっていく。

何だか、そういうふうに見えた映画です。

(ショーンとウィルは、父と子みたいな年齢差だし、ウィルにとっては心を少しずつ許していった、父みたいな人に「君は悪くない」と言われることは、ひとつの大きな赦しにつながるのではなかろうか。“It’s not your fault.”(君は悪くない)のシーンの最後、ウィルは泣き崩れ、ショーンと抱き合いながら、「ごめんなさい」と言う。この「ごめんなさい」は多くのことを物語っていて深いと思う)

映画とは直接の関係はありませんが、この映画を観ていて、アメリカの大学院に留学し、アメリカの企業で働いていた友人が「アメリカは、一握りの天才と、それ以外の馬鹿からできている国だ」と言っていたことを思い出しました。

一握りの人々は、日本に匹敵する人がいないほどの優秀さをもち、それ以外は、日本の平均的な人達よりもレベルが低い。

日本は、人々のあり方が中央値や最頻値に寄っていますが、アメリカって多分、幅が広くて、バラけていて、全体の傾向としては両極端なんですよ。

一握りの超優秀な人達とそれ以外、一握りのずば抜けてお金持ちの人達とそれ以外、一握りの見目麗しい人達とそれ以外(ハリウッドスターみたいな人のほうが珍しい)。したがって他者との何らかの共通点をとっかかりにしてつながって、でも、両者の大きな違いこそが互いに影響を与えることになり、今までの自分を超えていくことを助けていく、という映画が多い(気がする)。

その後、「最強のふたり」というフランス映画を観ました。タイトルが「???」な感じですけれど、これは爽快な映画ですね。

「グッド・ウィル・ハンティング」のように人生の青い時代の共通点から関係が近く深くなっていく、というものではなく、期待された役割を演じる気のまったくないエエ年の黒人男性が、まるで違うバックグラウンドをもつエエ年の大富豪おじさんの懐にポーンと入り、互いの人生を変えてしまった、というお話。(実話に基づいているらしい)

これも「(他者から)されることで、(自分の)求めていたものが分かる」というお話のひとつと思います。

感動ということで言えば、私の場合「最強のふたり」>「グッド・ウィル・ハンティング」でした。

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