あけましておめでとうございます。

ヘイヘイホー。

あなたの「空(くう/コンシャスネス)」を広げる案内人&草の根ブロガー、あつこです。

 

この正月休みに「ファーゴ」(ドラマ版のシーズン1と2)を観ました。



シーズン1は、

不気味過ぎる殺し屋と

妻(先妻と後妻)を2回殺すことになる保険屋を巡る話。

彼らを追う女性警察官であり、

副署長のモリーが、

素晴らしい演技で観客を惹きつけ

(この人、女優としては無名らしい)

個人的には、その父(元警察官)のダイナー経営者、ルーがス☆テ☆キ。

 

シーズン2は、

ギャングの抗争に

意図せずして関わることになってしまい

自らも、あの世に何人か送り込むことになる

美容師&肉屋の夫婦と

それを追う、モリーの父である、

若かりし頃のルー(当時、州の警察官)を中心とした話。

やっぱり、ルーはかっこいい♡

 

シーズン1よりも、シーズン2のほうが時代を遡ります。

 

サスペンスとして、まずはとても面白い。

 

どんな人も

「自分とはこういう者だ」

という思いをベースに

日々黙々と何かしている、し続けている、それが人間であり、与作(&与作の女房)である。

 

それが、

よくあることだとしても

どんなに普通でないことであったとしても

何の疑いもなく

「女房は機を織る、トントントン~♪」

の連続である、というところが興味深い。

 

殺し屋もギャングも

それなりに緻密な計算をし

周到な準備をし

実戦や訓練を積んで

プロとしての仕事を遂行していきます。

やっぱり「トントントン~♪」の世界なのです。

 

シーズン1の保険屋は

基本、ビクビクした小心者なのですが

さえない彼を、折に触れ

何やかやと責め立てる

古女房への怒りが爆発し

彼女を金槌で撲殺。

(偶然知り合った殺し屋に、遠回しにそそのかされた面もあるが、殺すという選択をしたのは保険屋自身)

 

その罪を

自分の弟に擦り付けることに成功した辺りから

何をしてもダメ男だった保険屋は

「自分に自信を取り戻した」らしく

全米のトップセールスとして表彰されるまでになり

彼に惚れ込んだ東洋人の後妻と

“I love you.”とか言って

いちゃいちゃ、贅沢な暮らしを楽しむように。

(そういう嫁を、結局は自分の身代わりに仕立て、見殺しにしちゃうんだけれどね)

 

シーズン2の美容師&肉屋夫婦も

ギャングの抗争に巻き込まれなければ

パッと見が

ものすごく変な人たち、というわけでもない。

 

美容師の妻は自己啓発セミナーにはまり

今までの自分から大きく生まれ変わろうと

“Doing”ではなく”Being”で生きようとし

悟り・目覚めを探求する。

自分の問題と夫の問題を区別して

自らの道を選択するようにと

メンターに諭されます。

 

肉屋の夫は自分の店を持ち、

妻と子と幸せに暮らすことを夢見ている。

 

つまり「まあまあ、普通に見える人達」でした。

 

与作は木を切る、ヘイヘイホー。

 

1.  何かひとつのことをする

(それは、「たまたました」だけのことかもしれない)

2.  自分を守るために、1を正当化する必要が出てくる

(こうするのが最善/当たり前/必然/仕方なかった、など)

3.  2が生じたために、次のアクション(言動・行動)を選択・実行する

4.  自分を守るために、1~3を、さらに正当化する必要が出てくる

5.  4が生じたために、さらに、次のアクション(言動・行動)を選択・実行する

 

「正当化」しなくてはならないことが

どんどん増えていく。

 

意識していないかもしれないけれど

誰にも、よくあること。

 

このドラマはサスペンスだから

悪事(咄嗟に人を殺してしまう、人を陥れるような嘘をつく)、

ネガティブ(妻・家族・周囲の人に対する積年の恨みやコンプレックス)がキーとなって

次の選択と行動がなされるわけだけれど

 

犯罪には結びつかないとしても

良きにつけ、悪しきにつけ

日常的に

これを繰り返しているのが

「人間」なんだね。

 

ヘイヘイホー。

 

たまたまの展開によって

「ク〇」「キ〇ガイ」に見える人達

(何もなければ普通の人達)とは対照的に

 

光的な(善なる)存在として描かれるのが

州警察官のルーや、

その娘の警察副所長モリーの家族。

 

個人的に

この家族が素晴らしいと思うのは

信頼や絆が強いことに加え

 

警官であるモリーやル―は

職務に忠実で

自らの命を懸けて

容疑者を追い詰めていくけれど(モリーに至っては臨月の妊婦副署長)

 

容疑者の育ちや人格を

否定したり、

攻撃したりしないところ。(もちろん、同情や肯定もしない)

 

職務だから、それをしている。

淡々と、

命を懸けて。

苦難の多い仕事で

大変過ぎるほどに大変でありながら

やっぱり、ヘイヘイホー&トントントンなのである。

(個人的な思いや価値観がどうだから許せない、とっ捕まえてやる、ではなく、「職務だから遂行する」という姿勢でないと、やっていられない仕事とも思うのね)

 

役割をこなすことで

その人自身が空しく見える人生もあれば、

個人的な好き嫌いや価値観を捨てているがゆえに

役割とその人自身が輝く人生というのもあるように感じますね。

 

毎日が

ヘイヘイホーでトントントン

な人生かもしれないけれど

自分たちの家族を守り、大切にする。

(舞台がアメリカだけに、ルーの妻や孫娘が銃を持って、殺人鬼から家族を守ろうとする。言っているだけではなくて、行動を伴っているわけだ)

 

ともに助け合い

笑顔で年を取っていく人生っていいよね、

そういう人生を丁寧に送ることって

平凡に見えて

実は簡単ではないよね、

と感じたドラマでもあります。

 

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