映画「アルゴ」を見た

映画・ドラマ

まずは一言。アメリカ大使館から極秘に逃げ出した6人の大使館員が、CIAの作戦により、架空の映画の制作スタッフとしてカナダ国籍のパスポートを使用し、無事イランを出国するまでのスターリーにドキドキハラハラしましたあ。

そういう奇想天外な策を練るのも、CIAの重要なお仕事なのですね。本当にそういう企画が進行しているかのように、ときに味方も欺かねばなりません。

ガイドさん
ガイドさん

イランの女性は何年もかけてコツコツと絨毯を作ることで忍耐力を養います。

アメリカ人が大急ぎでシュレッダーにかけた大使館の重要書類を繋ぎ合わせ、逃げ出した大使館員たちの写真を再構成したのがイランの子供たち。

日本人も粘り強いと言われていますが、それとは別の意味でイラン人も粘り強いのかもしれませんね。

「アメリカ(CIA)とカナダ大使館の理想的な国際協力のモデル」と映画の最後に形容され「高潔なる国家として平和的な方法」とカーター元大統領が述べています。

自分で「高潔」とか言っちゃえるメンタリティ(人それぞれのバラバラな感じ方をひとつに定義づける能力)がないと政治家にはなれないねえ、としみじみ感じた映画。

カナダの映画制作スタッフを装ってのイラン出国を明日決行というところで作戦中止を命じられるCIA秘密工作本部のトニー・メンデス。彼は命をかけてこの作戦に臨んでいました。失敗すると自分もイラン側に捕らえられて殺されてしまうことでしょう。

迷った挙句、トニー・メンデス自身が全責任を負うということを上司に電話連絡し作戦を決行します。びっくり仰天の上司は、最終的に大統領が承認するところまで組織に働きかけていきます。

こういったのっぴきならない局面では、決断力と勇気、知略に長けた人が成功しますね。日本の組織と人材では無理でしょう。

ベン・アフレックが主演(トニー・メンデス役)&監督。彼を表情に乏しい役者だと思っていましたけれど、この映画のCIA秘密工作本部の人みたいな役には合うのかもしれない(あとは「ザ・コンサルタント」での役とかも)。制作にはジョージ・クルーニーも参加しています。

70年代後半から80年代にかけてヒットした洋楽がBGMに使われている点は、当時高校・大学生だった私にとっては懐かしさもあって心躍ります(映画の趣旨とは異なるでしょうが)。

中学生の夏休み(70年代後半)にスイスへ行きました。そのときに利用したのが、イランを脱出した大使館員たちが搭乗したスイスエアだったこともあり、なんだか胸アツです。

トータルで「いい話」としてまとめられていますし、事実、国民的英雄による「感動的な仕事」であったのでしょう。ただし、在イランアメリカ大使館に学生達が籠城するに至ったことには、アメリカなどの打算的なふるまいがイラン国民を苦しめてきたという背景があったと思います。

アメリカ大使館人質事件の舞台が一般公開されていた
「アルゴ」として映画化された、イラン・アメリカ大使館人質事件の舞台が一般公開されていました。イランと言うと、ペルシャ時代などの古いもの、イスラム教やゾロアスター教にちなんだものなどが観光名所です。そんな中、異彩を放っていて、とても興味深いものでした。

(追記)この映画には事実と異なる点があり、またアメリカ大統領選で勝つために、レーガン陣営からイラン革命政府に資金が流れ、レーガン陣営からの依頼によって革命政府が早期解決をせず、敢えて大使館立てこもりを長引かせたという説もあります。

(さらに追記)「この俳優さんがこの役なんだ」的驚きについてのメモ。●CIA職員でベン・アフレックの上司ジャック・オドネル役(ブライアン・クランストン)⇒「ブレイキングバッド」のウォルター先生。「ブレイキングバッド」は別格で好きなドラマ。●国務省の人ジョン・ベイツ役(タイタス・ウェリバー)⇒「BOCSH/ボッシュ」のハリー・ボッシュさん。「BOCSH/ボッシュ」は面白いです。●ベン・アフレックの妻役(テイラー・シリング)⇒「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の主役。この作品、私は早々に挫折したものの人気のあるヒット作。●脱出する6人のうちの1人ジョー・スタッフォード役(スクート・マクネイリー)⇒「FARGO/ファーゴ」ではユアン・マクレガーが保護観察している人。「ナルコス(メキシコ編)」では麻薬取締局捜査官ウォルト・ブレスリン役。生っちろい文化系、ちゃらんぽらんなヤク中、引き締まった麻薬捜査官までこなし芸風が広いことに気づきました。●ジョー・スタッフォードの妻キャシー役(ケリー・ビシェ)⇒「ナルコス(シーズン3)」でマフィアの資金洗浄をしている銀行家の妻。「ナルコス」も「ブレイキングバッド」と同じくらい好きなドラマです。

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