イエスの死後、聖母マリアの世話をしたのは弟子のヨハネと言われています。
イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に「婦人よ、ご覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です」。そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。
(出典:新約聖書「ヨハネによる福音書」19.26~27)
驚くべきことに、マリアはイエスを13歳で産んだそうです。当時はこの年齢での出産が当たり前だったのかもしれませんね。
そしてマリアはイエスの死後、11年生きたとされています。11年をどのように過ごしていたのでしょうか。ひとつにはイエスの弟子ヨハネとともにトルコのエフェソスへ行ったという説があります。
そういえば20年以上前、トルコへ旅行し、レンタカーでエフィソスへ行きました。マリアゆかりの遺跡がありまして、とても心落ち着く場所であったことを思い出しました。個人的には、マリアはヨハネに伴ってエフィソスへ行ったのではないかと感じます。根拠はなく、当時の印象と後日の情報がつながったときに、すごくしっくり腑に落ちたというだけなのですが。
もうひとつはエルサレムで祈りの日々を送ったというもので、今のように交通機関が発達しておらず、長距離を移動するのは肉体面でも大変なことですから、そのままエルサレムで過ごしたというのは非常に現実的な想定と思われます。
なお、私は「エフィソス説」を支持します。
マリア永眠教会はマリア自身、マリアとイエス、使徒たち、誰だか分からない人たちなどいろんな絵や造形物があります。入口になぜか松ぼっくりのオブジェが置かれています。松果体を表しているのでは?と聞きました。
祈りの場所&献金箱の置かれた休憩スペース。
マリアの棺になるのでしょうか。中途半端にリアルで怖いです。
松ぼっくりなどの造形物です。