日本語教室の授業準備に行き詰りましたので、気分転換に伊勢神宮外宮について書きます。
恥ずかしながら「がいぐう」と読むのかと思いきや「げくう」であると、友だち(※観光業界に造詣が深い)から修正されました。「げくう」は豊受大神をお祀りし、天照大神の食事を司っているんですね。
伊勢市の中心部、高倉山の麓に鎮座する豊受大神宮は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神をお祀りし、古くから内宮に対して外宮と並び称されています。 今から約1500年前、天照大御神のお食事を司る御饌都神として丹波国から現在の地にお迎えされました。内宮の御鎮座から約500年後のことです。以来、外宮御垣内の東北に位置する御饌殿では朝と夕の二度、天照大御神を始め相殿神及び別宮の神々に食事を供える日別朝夕大御饌祭が続けられています。
「伊勢神宮」公式サイトより
もっと知りたい方はこちらへ。
肝心な部分は写真撮影が禁じられていますので、差しさわりのないところだけになります。冒頭のアイキャッチ写真(古殿地)が現在の御正宮の隣にありまして、式年遷宮により再びこの地に社殿が作られます。
古殿地側から隣接する御正宮方面を撮影するとこんな感じです。
このブログは基本、海外旅行の記録なのですが、このように日本の写真を上げてみると日本特有の「色」を強く感じます。
友だちによれば「お賽銭は人から借りたお金はNG」(「今小銭がないんだわ、貸して」とかはダメ)「10円玉より100円玉がいい」そうです。外宮は食事や実りを司っているので、ここでお参りすると食べものに困らなくなるらしいです。とりあえず食事に困らなければ生きていくことはできますので結構なことと思います。
外宮には「式年遷宮記念せんぐう館」というのがあり、300円かかりますが、見ておいたほうがいいと私は思います。特にモノづくりに関心がある方は必見です。概要は以下の通り。
- 遷宮シアター…神宮や式年遷宮について時節に合わせて美しいフルハイビジョンの映像で放映
- 稲作とおまつり…「瑞穂の国」として日本と関わりの深い稲作と、年間1500回を超える神宮の営み「おまつり」の紹介
- 御装束神宝…現代を代表する匠たちの最高の技で作られ神々に捧げられる品々の製作プロセス紹介
- 渡御御列模型…遷御の儀において、本宮から新宮に向かう渡御のイメージ模型
- 外宮正殿原寸大模型…神宮独自の建築様式である神明造の原寸大模型
- 森を育む…式年遷宮で必要なヒノキ育成のための200年計画にもとづいた山の営みの紹介
外宮の観光ならびにお参りを終え、内宮行きのバスに乗ります。途中下車して猿田彦神社へ向かいます。