師走だからというわけでもないのでしょうが、このところ仕事が忙しく、海外ドラマをなかなか見られません。私はマーケティングリサーチャーですが、2014年以降は地方住みということもあり、常に仕事が忙しいというわけではありません(特にコロナ禍以降)。
「そろそろこの仕事からも引退かしら」と新しい分野に手を広げてきた経緯があり、結果として大きく言えば3つの仕事をもつことになり、細かく言うと現時点で5つの案件を抱えていて、てんてこ舞いです。
たまたま見たYouTubeの広告で「アメリカの大学の調査によれば、認知症のなりやすさは性格と密接に関わっており、それは変化への適応力があるかないかだ」と言っていました。新しいことを覚えるのは億劫であり、昔取った杵柄のほうがラクなのですが、新しいことに取り組んでメンタルをあえて混乱させることこそが認知機能の低下防止につながるのかもしれない、と思いました。
さて最近、YouTubeにアクセスすると上がってくるチャンネルがありまして、視聴したら大変興味深かったので仕事の合間に観ています。
「歩行型ドローン(ほこドロ)」というチャンネルで「日本のスラム/廃墟/B級スポット/下町/ノスタルジックな風景など、なにか怖さもあるけど不思議な魅力をもつ身近にある地域や建物を探訪しています」と概要欄に書かれています。
私は臆病者であることに加え、親から刷り込まれた超自我が強いため、大義名分(例えば「私は日本の集落をフィールドワークしている研究者です」等)がない限り、こういった濃くDeepなエリアへ足を踏み入れられないタイプです。
そんな私が訪れたくとも性質・性格的に無理な日本各地へと足を運び、映像と文字解説で街並みをレポートしてくださっています。家財と生活感を残して人だけいなくなったような廃墟もあり、そのような場所はどのようにするのか(行政が更地にしてフェンスで囲う?)等も思います。
たまに大阪へ行くことがあります。時間があってお金を節約したいときは近鉄で行くのですが、足場も入らないんじゃないかというくらい隣とぴったりくっついた古い家屋群、公的な下水道が引かれていない風の昭和的長屋群を車窓から見かけます。どうしてそういうことになっているのかなあ、と見るたびに思っていたところもあり、このチャンネルを見ることで少し理解が進みました。
こちら(↓)は「ほこドロ」感想続編です。