中国からキルギスへの陸路での入国はかなり大変でした。
まずは2時間くらい中国側のお昼休みがあり、車内で待機。昼休みの時間は決まっておらず、日々気ままに決めているようです。
約3,752mと標高が高く、眠ると高山病になりやすいため「ヒマでも眠らないように」と言われました。
結局中国とキルギスのイミグレーション、軍隊の検問で合計8回もパスポート提示と荷物チェック。
晴れて歩いて国境を越えました。キルギス側です。
経験者によると、中国―パキスタン国境のクンジュラブ峠の難易度はこれをはるかに凌ぐそうで、デジカメの写真をすべて一枚ずつチェック、傘は開いて確認、何から何までチェック。通過するのに5時間以上かかることも珍しくないそうです。
これも伝聞ですが、中国では基本的にエリートのはずだったのが、あまりにも辺境の地に配属になってしまったことでやる気がダダ下がり、ダラダラとひねくれた仕事をせずにはおれない、という背景事情があるとかないとか。
峠を下っていくと、こんな風景が広がっていました。いろんな場所で遊牧民たちが家畜を追う姿を見かけました。