この日のすごかったところは、シハラ氷河までのハイキングの後、メスティアへ向かい “塔の家” のてっぺん(屋根の上)までハシゴで上ったこと。自分としては体育会系アクティビティの一日。
[塔の家]
“血の掟” と呼ばれるローカルルール(?)への対処から生まれた建物。「家族の一員が危害を加えられたら、加害者またはその家族に復讐しないといけない」という掟で、そういう戦いや争いから家族を守るために建造されたのが特徴。※ ジョージアに限らず「中世には “血の掟”(のようなもの)がありました」というお話の映画を観たことがある気がするので、掟自体は珍しい慣習ではなかったのでは
私たちが訪れたのは恐らく “Khergiani Tower”。界隈に似たような塔はたくさんあります。


エントランス内部はこんな感じに道具類が展示されていました。明り取りの窓みたいなのもありました。





ここから、ただひたすらにハシゴを上って階上へ行くわけですが、要塞的機能をもつ建物ですので、窓も戦いや防御を前提としています。




上り継いだハシゴの数々をご覧ください。足をかける部分が壊れていたりするので、かなり気をつける必要があります。結局、何階建てだったのかは確認中。





そしてとうとう登頂しました。屋上のジョージアの旗が破れています。取り換えたほうがいいのでは。
屋根も年季が入っていて踏み抜きそうな状態。屋根から転がり落ちたら助かりません。係員が安全確保をしてくれているわけでもありません。完全に自己責任の世界。





スヴァネティアン・ソルト(スパイス入りの塩)が売られていたので買いました。ファスナー付きの袋の密閉度が甘く、ビンに詰め替えました。冷蔵庫に入れていたため、曇っていますね。使い勝手のよいシーズニングです。
