【要約】
海外で暮らしてみたいという気持ちが漠然とあり「JICAのボランティアはどうだろう?」と思っていました。私は歴30年のマーケティングリサーチャーなので、その領域での派遣も考えました。
しかしフィットする募集がなく、日本語教師に目を向け始めました(第一段階)。そしてキルギスへの旅行で「こんなところで暮らしたいなあ」と夢見るようになり(第二段階)、イランで「日本語教師は今後ますます必要となるよ」と言われ(第三段階)、ほかの周辺事情の後押しもあって日本語教師への道をスタートすることになりました。
【時系列で整理するとこんな感じです】
- 私には海外にしばらくの間住みたいという願望があり(中二病みたいなもんです)その際、現地でできる仕事の持ちネタがあるといいな、と思っていました。
- 「海外で働くと言えばJICAシニアボランティアだよな」と短絡的に考えたものの、募集職種にピッタリ来るものがありません(20年以上マーケティングリサーチの仕事をしてきましたが、観光マーケティングとか、地域産品の振興に一貫して関わった人とか、かなり領域が限定されていて、私の専門性と被りません)。
- しかしながら、JICAのサイトを見ていて日本語教師の募集はそれなりにあることを知りました。
- まずはラジオのNHK英語講座を聴いてTOEICを受験。スコア800をはるかに超えるまで学ぶべきでしょうが、JICA基準はクリアしていたので「とりあえずOK」としました。
- 愛犬が死に散歩やエサやりなど夕方以降にすることがなくなりました。そうなるとネットサーフィンなどロクなことをしないので、ひどく無駄な時間を過ごしている気がしてきて工場へ準夜勤のアルバイトに行くことにしました。
- 工場に30分の休憩があるので「日本語教育能力検定試験」の勉強をすることにしました。比較的難関とされている試験ですが、これに合格しなければ、そもそも日本語教師としての素養がないと考え、チャレンジすることにしました。
- 「日本語教育能力検定試験」に合格しました。しかし日本語ってどうやって教えるんですかね、という部分が分かりません。28~33歳の5年間、専門学校で教えていましたが、日本語の分かる人に知識を教えるのとはかなり違うと思いました。
- 「日本語教師養成講座420時間コース」(「日本語教育能力検定試験」と並び、国内の日本語学校で教えるのに必要な条件のひとつ)を受講することにしました。現在の私は、学びにお金をかけるのは無駄と考えていて(だからTOEICもNHKラジオ講座)、「日本語教育能力検定試験」に既に合格していたこともあり、ヒ○ーマン○カデミーやYM○Aみたいに60~80万円かかるところは除外し、非営利団体による半年のコースを選択しました。
- 6月から週3日、講座に通っています。最近、模擬講義演習が始まり、その準備が大変です。でも素材を集めて教材を作ったり、教案を考えたりが割と好きです。
- 講座を無事修了したらキルギスで教えたいのだけれど、キルギスじゃなくてもOKです。
「講座を無事修了したらキルギスで教えたいのだけれど、キルギスじゃなくてもOKです」⇒ 今のところ日本におりますし、本業が忙しくて日本語教師どころではありません(2021年6月現在)。