かつてのタテヴ修道院は封建的な組織体制をもっており、広大な土地と多数の村を所有していました。そこから献金を受け取っていたため、多大なる経済力をもっていました。農民のなかには修道院の権威を拒否する人たちもいて、修道院に対する闘争が続きました。
13世紀に建てられた製油場も、修道院が産業や経済のかじ取りをしていたことの証でしょう。
[製油場]
オリーブプレスのほか、ふたつのドーム型の保管室、アーチ型の天井のプレス室を含む4つの生産室がある。この製油場は中世に当地域に建てられたものを含め、アルメニアで最も保存状態のよいもののひとつである
かつてオイル(ゴマと米)を作っており、その設備や説明が展示されています。









タテヴ修道院(2)聖ポゴス/聖ペテロ教会
キリストのふたりの使徒に捧げられた教会。元は10世紀頃に建てられました。

タテヴ修道院(3)啓蒙者グレゴリウス教会
アルメニアの国教をキリスト教へと導いたグレゴリウスに捧げられた教会。

タテヴ修道院(4)聖母教会
聖母教会とその付近にあったもの。

タテヴ修道院(5)“カヴァサン”と“大学跡”
地震で倒れないと言われている“カヴァサン”、かつては知の集積地だった“タテヴ大学”の跡の紹介。

