死海の北西部にある町。古代オリエントの中でも古い町で、紀元前8000年紀には周囲を壁で囲った集落が出現した。世界最古の町と評されることもある。海抜マイナス258mと、世界で最も標高の低い町でもある。 エリコは、死海に注ぐヨルダン川河口から北西約15kmにあり、現在はヨルダン川西岸地区に含まれる。海抜マイナス250mの低地にある。「スルタンの泉」と呼ばれるオアシスがあり、人々が住み着いた。エリコの名前は『旧約聖書』にも繰り返し現れ、「棕櫚(しゅろ)の町」として知られていた。
(出典:Wikipedia)
こちらは徴税人ザアカイが登った木と言われています(新約聖書「ルカによる福音書」19-1~10)。「イエスはエリコに入り、町を通っておられた」から始まるくだりです。
「エリコの街はこんな感じですよ」という話を聞き、おおよその街を眺めて終了。つまり詳細な観光はしていないということです。 左はザアカイが登った木の近くで果物を売っている屋台。右はザクロジュースを売る人。イスラエルは砂漠の国なのに、食糧自給率90%以上の国だからでしょうか、果物がとてもおいしいです。
エリコの街は撮影すると漏れなく電線がついてきて、写真映えしません。できるだけ電線が入らないよにトリミングしました。海より低い場所なので、盆地のように見えます。
左下の看板を見ると、ここから1.3㎞行ったところにイエスが40日間彷徨った「誘惑の山」があるようです。予定では散策するはずでしたが、治安もろもろの理由でなくなりました。
旧約聖書の「ヨシュア記」によれば、エリコには高い城壁のある難攻不落の要塞都市でした。預言者ヨシュアが命じて人々が一斉に1週間ラッパを吹いたら、城壁が崩れたとされています。出エジプトを指揮したモーセの志を継いだヨシュアが約束の地にたどり着くにあたっての最後の難関地だったそうです。