レンガ色の峡谷に建つノラヴァンク修道院(3)聖アストヴァツァツィン(聖母)教会

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恐らく、最も有名な建物である聖アストヴァツァツィン(聖母)教会は1339年に完成しました。細密画家で彫刻家だったモミクが設計しましたが、彼は完成をみることなく1333年に亡くなっています。

[モミクの死についての言い伝え]

モミクはブルテル・オベリアン王子の娘に恋をした。王子はモミクに対して無理な工期を指示し、それを実現したら結婚を許すと言った。モミクは提示された条件を達成しようとしたものの、完成が近づいた頃、高所作業中に突き落とされて絶命。王子の企てによってモミクの結婚は実現しなかった

モミクの墓は教会の近くにあります。彼の弟子たちがドームの建設を完了させたそうです。個人的には教会を建てるにあたり、人殺しをするという感覚がよくわかりません。

礼拝堂は2階にあり狭くて急な階段を上って入るのですが、昨年ロシア人が落下して以降は閉鎖されているそうです。「危険を顧みず、この階段を上ってこい!」と信仰心を試しているかのよう。

1階はオルベリアン一族の霊廟、2階は礼拝堂、3階は鐘楼となっています。

聖アストヴァツァツィン(聖母)教会を反対側から見ると、こんな感じです。

正面入り口のレリーフ(1階と2階)。扉の装飾も素晴らしいですが、レリーフの精巧さは目を引きます。

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