ウズベキスタンのガイドさんは、母国に対し、溢れんばかりの誇りをもった人。
今回のツアー、3人のガイドさんのお世話になりました。すべてトップクラスのガイドであり、インテリでエリートでした。
ウズベキスタンのガイドさんは2児の母ですが、研究したいテーマがあり、審査に合格したので来年度から子供たちを連れて大阪大学に留学するそうです。日本へ来たことはないそうですが、発音は3人の中で日本人に最も近いものでした。日本語はウズベキスタンの大学で学んだそうです。
博物館へ行く前に、装飾が豪華な地下鉄に乗りました。撮影不可です。ウズベキスタンの若者は、高齢者を見ると競うように席を譲ります。なお私は譲られていません。
Wikipedia には次のようにあります。
ウズベキスタンでも有名な建築家や芸術家が駅の設計に参加している。内装の装飾に使われている材料としては、金属、ガラス、プラスチック、花崗岩、大理石、色ガラス、芸術用陶器、彫刻入り石膏などがある。各駅とも芸術作品となっており、あるテーマを中心にしている。
なんと!「軍事施設に指定され、長らく撮影禁止を余儀なくされていましたが、2018年6月より地下鉄構内の撮影が解禁された」とのことでして、以下のサイトで写真をご覧になれます。
さて、ウズベキスタン歴史博物館は1876年に開館した中央アジア最古の博物館であるそうです。石器時代から現在までの歴史にまつわる品々が展示されています。
収蔵品がとても多いです。
私は歴史に弱いので、自分のなかで印象に残った展示物だけ挙げておきます。
特に有名なのはこれでしょうか。ガンダーラ仏です。顔が濃いです。
ウズベキスタン南部テルメズ周辺は、世界的な仏教遺跡が残る場所として知られていてます。そこのファヤズ・テパ遺跡から見つかり、紀元後2~3世紀のものと考えられています。
中央アジアを含む大陸は、絶えず新たな支配者が現れ、繰り返される戦争、そのたびに地域の言語や宗教、民族、文化の入れ替え&融合が行われ、とりあえず、日本の事情とはいろいろ異なる、ということのようです。
歴史的な英雄を描いています(2分割しています)。高貴なお方は、どの文化でも背中に光輪を背負うようです。
ファブリック。機織り機。眺めていると、女性は機織り機に吸い寄せられる傾向があります。
こんな格好をしていたようです。また女性戦士の像もありました。とっても頼りがいがありそう。
確か要塞の門の鍵だったと思います。こんな大きな鍵で施錠していたんですね。
レリーフの数々。
「ウズベキスタンの産業界は頑張っていますよ~」と現代にフォーカスしたフロアがあり、私はここが一番楽しかったです。
こんな産業都市の構想があります、とのこと。