大ヒットドラマ「ブレイキング・バッド」に登場する弁護士ソウル・グッドマン。彼のスピンオフ作品(前後日譚)であるドラマ「ベター・コール・ソウル」との間で、①橋渡しになって理解に役立ちそうな部分、②ソウル登場シーン(一部例外あり)について、「ブレイキング・バッド」から取り上げました。
下までの縦スクロールがとても長くなったので、ふたつに分けることにしました。こちらは「ブレイキング・バッド」シーズン2と3についてです。
「ブレイキング・バッド」シーズン4・5についてはコチラ(↓)。

[シーズン2]ウォルター先生(以下W)、ジェシー(以下J)、マイク(以下M)、フランチェスカ(以下F)、バッジャー、ハンク(DEA)、ゴメス(DEA)、ゲッツ(覆面捜査官)
[シーズン3]W、J、M、F、スカイラー(以下S)、Jの両親
制作されたのは「ブレイキング・バッド」が先で、「ベター・コール・ソウル」が後。したがって、整合性について疑問な点もありますが、まあよいのでは。以下の見出しは「ブレイキング・バッド」におけるシーズンとエピソードです。ソウル登場はシーズン2からです。
- シーズン2:エピソード8(ソウルに電話しよう!)
- シーズン2:エピソード9(荒野の四日間)
- シーズン2:エピソード11(混沌の渦)
- シーズン2:エピソード12(マイ・リトル・ガール)
- シーズン2:エピソード13(アルバカーキ)
- シーズン3:エピソード2(名もなき男)
- シーズン3:エピソード3(葛藤)
- シーズン3:エピソード4(ゴーサイン)
- シーズン3:エピソード5(新しいラボ)
- シーズン3:エピソード6(追いつめられた二人)
- シーズン3:エピソード7(ハンクの苦しみ)
- シーズン3:エピソード9(不条理な世界)
- シーズン3:エピソード11(悪の住む街)
- シーズン3:エピソード12(憎しみの連鎖)
- シーズン3:エピソード13(向けられた銃口)
シーズン2:エピソード8(ソウルに電話しよう!)
- 冒頭シーンのベンチ広告に “Better Call Saul!” とあり、その後ソウルのCMが流れる。ソウル回の匂いプンプン。「ベター・コール・ソウル」シーズン6のエピソード11(ブレイキング・バッド)と数カ所でリンクしている
- 「ブレイキング・バッド」においては、マイクの初登場はシーズン2のエピソード13(アルバカーキ)である。つまり登場はマイクより、ソウルのほうが先
- 19分40秒のところで、バッジャー(ブランドン・メイヒュー)の弁護人として、取調室にソウルが現れる。ソウルの初登場シーン。
- 23分10秒頃、場面が変わってソウルは一旦退場。ソウルの弁護士事務所前、ジェシーが車のなかでウォルター先生に対し “ソウルがなぜ弁護にふさわしいか” を説明。
- 25分頃、メイヒュー叔父に扮したウォルター先生が、ソウルの部屋へ入って面談開始。29分20秒頃まで続く。
- 29分50秒頃から、その日の業務を終えて事務所から出てきたソウルを拉致するマスク姿の二人組。ソウルが連れ出されて後、「ブレイキング・バッド」の34分40秒頃に至るまでに含まれていないパーツが、「ベター・コール・ソウル」エピソード11の一部(冒頭~1分30秒、32分~37分30秒)に盛り込まれている。
- その後、DEAによるバッジャーの取り調べにソウルが同席。彼の事務所でウォルター先生、ジェシーの三者で話し合う。
- 44分頃、高校で試験の採点をしているウォルター先生のところへソウルが現れる。「探偵が調べて、ここが分かった」と言っている。「ベター・コール・ソウル」エピソード11において、探偵として雇われたマイクが登場するところ(45分30秒~50分10秒)から繋がっている。ただし「ブレイキング・バッド」では、マイクはエピソード13(アルバカーキ)まで姿を現わさない。
- 「ベター・コール・ソウル」の55分30秒頃から、ソウルがウォルター先生の学校へ入っていくシーン。これが「ブレイキング・バッド」の44分頃へと繋がっている。
- 「ベター・コール・ソウル」の回想シーン(49分頃)で、ソウルはガスについて「名前を言ってはいけないあの人」と表現している。
シーズン2:エピソード9(荒野の四日間)
ソウルは、ウォルター先生の資金洗浄について相談に乗る間柄になっている
- 3分30秒~4分50秒、ソウルは事務所でウォルター先生と資金洗浄について面談。
シーズン2:エピソード11(混沌の渦)
- ソウルは、ウォルター先生とジェシーの麻薬販売網について相談に乗る。ソウルは、ビジネスで組む相手としてガスを候補に挙げる
- 「ブレイキング・バッド」においてソウルは、ガスについて「その男の知り合いの知り合いで、名前は知らない。素性は謎に包まれている」と言っている
- 9分10秒~13分、ソウルの事務所にて、売人のコンボが撃たれて死んだことについてウォルター先生とジェシーと三者面談。
- 24分10秒~25分20秒、ソウルはウォルター先生と電話で話をする。指定の場所へ足を運んだものの、ウォルター先生がガスと面会できなかった件について。
シーズン2:エピソード12(マイ・リトル・ガール)
ソウルは、ウォルター先生の資金洗浄について相談に乗り、ジュニアの制作した支援サイトを使った手法を提案する。闇稼業を請け負う人脈が豊富なのは「ベター・コール・ソウル」に出てきた獣医のお陰か?
- 20分50秒~24分、ソウルの事務所にて、ウォルター先生と資金洗浄の方法について面談。
- 「ベター・コール・ソウル」シーズン6、エピソード6(目には目を)の10分20秒、闇稼業をもつ獣医が負傷したソウルを診察治療。その際、ソウルたちは獣医の知恵を借りて計画のためのクスリを入手しようとする。黒い手帳を売ったら足を洗って町を出る、と話す獣医。多数の紹介先が書かれた黒い手帳を買ったのはソウル?そこには掃除機屋(“人消し屋”)の名刺が挟んであった。
シーズン2:エピソード13(アルバカーキ)
- マイクが「ブレイキング・バッド」に初登場。ソウルから仕事を依頼される立場(探偵もしくは表に出せない仕事)であることが、おぼろげに分かる
- 「ベター・コール・ソウル」では、ジミー・マッギル(後のソウル)が駆け出しの弁護士だった当時、裁判所の駐車場料金係がマイクであり、その頃に出会ったと思われる
- 5分20秒~9分45秒、ソウルは出てこないが「ソウルに頼まれた」と言ってマイクがジェシーのところに現れる。ジェーンの死の事後処理について指南する。「ブレイキング・バッド」において、ここがマイクの初登場シーン。
シーズン3:エピソード2(名もなき男)
ソウルは、ウォルター先生とジェシーの麻薬ビジネスが大金を生むと感じ、自分にメリットのある形で関わりたいと考える。やはり目ざとい
- 11分10秒~14分30秒、コインランドリーで洗濯をしているウォルター先生の前にソウルが現れる。離婚騒動の渦中にあるウォルター先生の闇の稼業について、妻スカイラーがどのような立ち振る舞いをするかソウルは自説を披露し、ウォルター先生を励ます。そして麻薬製造の仕事に復帰することを勧める。
- 14分45秒~15分10秒、ソウルは孫のケイリーと遊んでいるマイクへ電話しウォルター先生の妻スカイラーを監視するよう命じる。
- 19分30秒~21分、事務所にてマイクと電話で話すソウル。そこへウォルター先生との仕事から手を引いたジェシーがお金を受け取りにやってくる。
- 30分40秒~33分40秒、ジェシーからの依頼により彼の両親と交渉。売ろうとしている家(メス作りに使っていた)を安値で獲得する。
シーズン3:エピソード3(葛藤)
ソウルは麻薬ビジネスの旨味を見過ごさない。こういうことに対しては粘り強く、自分の思い通りにしようとする
- 16分30秒~18分、ソウルは購入した家に引っ越したジェシーを訪問。ウォルター先生に麻薬ビジネスへの復帰を頼んで欲しいと言う。
シーズン3:エピソード4(ゴーサイン)
- ソウルの「私は、2番目の妻を義理の父親に寝取られた」という言葉は本当なのだろうか。「ベター・コール・ソウル」シーズン5のエピソード7(金か正義か)において、ジミーが過去に2回離婚したことが判明している。すなわちキムは “3番目の妻”
- 「ベター・コール・ソウル」シーズン1のエピソード10(マルコ)において「故郷(イリノイ州シカゴ?)にチェットという男がいた。ろくでなしで、私に借金があって、離婚前に私の妻と寝た」と言っているので、それが “2番目の妻” なのかも。チェットへの嫌がらせ(シカゴサンルーフ)が公然わいせつの罪に問われ、兄のチャックに助けられたという筋書きになっている。チェットが “義理の父” だとしたらチェットは誰の実父なのだろう?
- 4分~5分55秒、面談中にマイクが入室してくる。持参したウォルター先生と妻スカイラーの口論を録音したものをソウルとともに聴く。
- 8分45秒~11分20秒、スカイラーの浮気相手テッドの会社で暴れたウォルター先生をマイクが拉致しソウルのところへ連れていく。「私は、2番目の妻を義理の父親に寝取られた」と先生をなだめるソウル。マイクを使ってウォルター先生の家に盗聴器を仕掛けていたことがバレる。
- 28分50秒~29分40秒、ジェシーがソウルの事務所へやってくる。自作のメスを示し取引先とつなぐようにソウルに言う。
シーズン3:エピソード5(新しいラボ)
引き続き、調子よく振る舞う。お金が儲かりそうな案件には徹底的にしがみつくソウル
- 39分20秒~43分40秒、ソウルの事務所にてジェシー、ウォルター先生と話す。ソウルはコンビを解消したジェシーとウォルター先生の間を取り持とうとする。ウォルター先生はガスと組み、ジェシーをビジネスから排除することを告げる。ソウルは勝機があると見て、資金洗浄を自分に任せるようウォルター先生に持ち掛ける。
シーズン3:エピソード6(追いつめられた二人)
「ブレイキング・バッド」では、ここで初めてフットマッサージャーが出てくる。受付のフランチェスカも、要所でソウルの共犯となっていることが分かる
- 27分30秒~28分50秒、ウォルター先生がソウルに電話をする。ソウルは横たわってフットマッサージャーに足を乗せながら対応する。先生から、DEAのハンクにメスを作っていたキャンピングカーのことがバレたと聞き飛び起きる。
- 40分40秒~41分30秒、フランチェスカが市警のタナー巡査を装ってハンクに電話をして誘い出す。
シーズン3:エピソード7(ハンクの苦しみ)
- ジョギングをしていたかのようなカジュアルな姿のソウル。何をしていたときに、ジェシーの件を知って駆け付けてきたのだろうか
- 「ベター・コール・ソウル」では、街の不良たちに携帯電話を売りに行くときはジャージ姿である(携帯電話屋時代)
- 6分50秒~13分10秒、カジュアルな姿でソウルが登場。DEAのハンクに暴行を受けて病院に収容されているジェシーをスマホで撮影する。ジェシーがDEAに対し、いかにアドバンテージを得たかを解説する。
シーズン3:エピソード9(不条理な世界)
資金洗浄に関する取り分を、ウォルター先生には5%と言っていたのに、ジェシーに対しては17%に引き上げて交渉する阿漕なソウル
- 16分30秒~20分20秒、ジェシーがネイルサロンにいるソウルのところへやってくる。ソウルはジェシーに対し、資金洗浄に役立てるため、このサロンを購入するよう勧める。
シーズン3:エピソード11(悪の住む街)
- 「ブレイキング・バッド」でスカイラーが眺める “アメリカ領サモア大学” の “Master of Arts(修士)” の免状の名前は “ソウル・グッドマン” である。“ジミー・マッギル” ではない
- 「ベター・コール・ソウル」で離婚届にサインするため、キムが後にソウルの事務所を訪ねるシーンでは、“Juris Doctor(法学博士)” の免状が映し出される
- ソウルは既に弁護士活動をスタートしているので、このふたつの免状は並べて掲出されていたと思われる
- 15分10秒~18分50秒、ウォルター先生と妻のスカイラーがソウルの事務所で資金洗浄について面談する。壁には “アメリカ領サモア大学” の “Master of Arts” の免状。名前は “Saul Goodman” になっている。「ベター・コール・ソウル」では “Saul Goodman the degree at Juris Doctor(法務博士)” であり、スカイラーが訪れたときに観ていたものとは異なることが分かる。
- ベルナリオ郡北部のゲーム場を資金洗浄のために購入することを提案するソウル。そこでの人気が “レーザータグ” のゲーム。“レーザータグ” の話は「ベター・コール・ソウル」シーズン6のエビソード11で出てくるが、それとは無関係なようである。
- 27分50秒~29分20秒、車内でソウルとウォルター先生が会話する。先生は、かつてのアルバイト先の洗車場を資金洗浄のために購入することをソウルに告げる。ソウルは昔、ケビン・コスナ―を自称して女性を騙したことがあると語る。そのシーンは「ベター・コール・ソウル」シーズン1のエピソード10(マルコ)に出てくる。
シーズン3:エピソード12(憎しみの連鎖)
マイクのボスがソウルではなくガスであることが明確になる(マイクがウォルター先生に直接説明する)。ソウルにとって、マイクは雇った探偵かつ闇の便利屋であることが確定
- 16分50秒~19分19秒、ソウルは事務所のパソコンでソリティアをしている。ウォルター先生もいる。ジェシーについての相談のようである。
シーズン3:エピソード13(向けられた銃口)
マイクによるジェシーの追跡を遅らせ、ウォルター先生とジェシーをどうにかしようとするソウル。お金のためなのか、いい人なのか、よく分からないのはいつものこと
- 28分~30分59秒、ソウルは事務所の床に仰向けに寝てフットマッサージャーを楽しんでいる。そこへマイクが入ってきてジェシーの居所を尋ねる。守秘義務を盾に沈黙を守ろうとしてソウルはマイクに脅される。ソウルは偽の居場所を教える。
- 31分~34分、ソウルはウォルター先生を、見つけた物件へと案内する。そこは “レーザータグ” のゲーム場だった。ガスの部下が後を付けている。物件下見中、ソウルは先生とジェシーと引き合わせ、今後の善後策を協議させる。