グレイメールを巡ってCIAとNISが絡み合うードラマ「ザ・リクルート」(シーズン2)

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シーズン1についてはコチラ(↓)

新米弁護士による八面六臂のスパイものードラマ「ザ・リクルート」(シーズン1)
CIAにお勤めする弁護士が危険な諜報の現場に放り込まれるストーリー。リアリティには欠けますがテンポがよく面白いドラマ。

シーズン1の結末でマックスとオーウェンの居場所を特定して拉致したのはロシア側のように見えました。しかし両者の位置情報を把握していたのはCIA工作管理官ドーン・ギルベイン。

ロシア側の殺し屋ニチカ(カロリーナ)はCIAによって捕らえられました。しかしシーズン2の早々にポーランドで殺し屋としての手腕を発揮。扱いづらいタイプですが、新しい工作員として協力します。これらの流れには、ちょっとした謎が残ります。

シーズン2の舞台はアメリカのほか、チェコ、ロシア、ドイツ、ポーランド、モーリシャス、カタールなど。

シーズン2冒頭のあらすじ

チェコのプラハでマックス・メラッゼが殺され、ニチカ(カロリーナ)によって拘束されそうになったCIA法務部所属の新米弁護士オーウェン・ヘンドリックスはドーン・ギルベインらによって救出されます。

元彼オーウェンを助けることに尽力したハンナからは「これで最後」と通告されます。

上司ナイランドからは、CIAオフィスで何もせずに過ごすよう指示されますが、オーウェンは退屈で身を持て余しています。そんなとき、オーウェンの部屋の前使用者ビル・ヒーマス宛の韓国からの郵便物を受け取ります。

謎の書簡をグレイメールと主張するオーウェンは、ヤヌスとともにソウルへ向かいます。

ロシア(サハリン島)で韓国のNGO職員の女性が拉致されるという事件があり、夫のNIS(大韓民国国家情報院)職員から救出を依頼されるCIAのオーウェン。その後、空港で命を狙われます。

一方、ドーン・ギルベインはモーリシャスの米大使館CIA支局に赴任。待っていたのはやる気ゼロの職員たちでした。かつてのポジションを取り戻すため、ドッジ(かつての部下)と何かを計画しています。

ヴァイオレットとレスターはモーリシャスに飛ばされたドーンの代わりにポーランドのワルシャワ支局へ。ニチカを始めとする工作員たちを指揮する工作管理官として働くことになります。

シーズン1からの出演者については重複になるので簡単な紹介に留めます。

登場人物

[主人公]

オーウェン・ヘンドリックス:引き続き新米の弁護士。CIAの法務部に所属

[CIA工作員]

ドーン・ギルベイン(エレン・デイヴィス):CIA工作員で工作管理官。架空の工作員をでっちあげて報酬を着服するというセコい悪事を働いていた。モーリシャスのポートルイス支局に赴任する。オーウェンを目の敵にし、彼を始末するようドッジに依頼する

アルトン・ウエスト:長官

レスター・キッチンズ:ポーランドのワルシャワ支局に工作管理官として赴任する

ヴァイオレット・エブナー:ポーランドのワルシャワ支局にレスターとともに赴任する

[CIA法務部]

ウォルター・ナイランド:オーウェンの上司にあたる法務部長

ヤヌス・ファーバー:当シーズンではオーウェンと組んで動いている

アメリア・サラザール:元検事補。将来はテレビ解説員を志望

ビル・ビーマス:オーウェン以前にオフィスの309号室を使用していた職員。退職後に死去

[山崎組]

ケンタ・ナカノ:幹部

[オーウェンと関わりのある人たち]

ハンナ・コープランド:オーウェンの元恋人。ロビイスト系最大手の法律事務所に所属。両親は政財界に顔が利く

ジェイ・キング:ハンナのクライアントで新しいボーイフレンド

テレンス・ホフマン:ハンナの元ルームメイトでゲイ。オーウェンとは辛うじてルームメイト

マーシー・ポッタージュノ・マーシュ:CEG(職務背任者の根絶を目的とした組織)の調査官

トム・ウォレス:国務省の人質問題大統領特使(SPEHA)。オリバー・ボナー・ジョーンズをオーウェンに紹介する

[韓国の関係者]

イ・ユジン:オーウェンが父の駐留でソウルにいた頃の恋の相手

チョイ:NIS(大韓民国国家情報院)の院長

グレース・チョ:NISの副院長。シングルマザーであるらしい

パク:NISの顧問弁護士

キム・ジャンキュン:NISの諜報員。妻はナンヒ。情報屋のひとりが組暴のジミン

アマンダ・ファーン:CIAの韓国ソウル支局長

[ロシアの関係者]

ニチカ・ラシン:ロシアのマフィアの一味で殺し屋。CIAの新しい工作員。ポーランドにいることが多い

シーズン2は、拉致されたNGO職員の妻を救出したいNIS諜報員キム・ジャンキュン、プラハでマックスが殺された件によりモーリシャスに飛ばされるドーン(&子分のドッジ)、同様に謹慎を命ぜられたものの韓国からのグレイメールに引き寄せられてヤヌスと動くオーウェン、陰でつながっている事案をもっているCIAとNIS、組織内での私利私欲と裏切り。それらをベースに進行していきます。

なぜか日本のヤクザ、暴力団(山崎組)も絡み、東アジア、東欧辺りが主な舞台となっています。

新米弁護士ウォーレンの作戦部隊並みの頭脳と行動力、冷徹になり切れない人間性などが、ノア・センティネオによって本シーズンも縦横無尽に表現されます。

シーズン2全体の評価としては「面白いとは思うけれど、シーズン1のほうが私の好み」。

自分自身が東アジア人のせいか、NIS諜報員キム・ジャンキュン(わりとイケメン)と妻ナンヒ(垢ぬけていない)、オーウェン(子どもの頃、本当にソウルにいたのかい?)とかつての恋人ユジン(ふたりは本当に恋人だったのかい?)のバランスが今ひとつと感じました。夫婦らしい夫婦、元恋人同士に見えづらいのですよね…。演じている人たちが “大根役者” というわけではないにも関わらず、共有している何かが少ないのか、そこはかとなく醸し出される “設定を演じている” 感。もともと現実離れした物語ではあるのですが、その点が残念でした。

キム・ジャンキュン役のユ・テオはドイツ生まれなんですね(ドイツに帰化しておらず韓国人)。父は炭鉱労働者、母は看護師。高校卒業後はアメリカに渡り、リー・ストラスバーグ演劇学校などに通いながら演技を学び、ニューヨークで出会った写真家のニッキ・S・リー(11歳年上/名前で検索するとなんだかすごい女性の写真が出てくる)と23~4歳で結婚して韓国に拠点を移したようです。

新進気鋭の韓国の女性写真家と若い時期に結婚し、その前後から俳優として活躍し出した、そんな感じに見受けました。

制作者側はシーズン3をオファーしているとのこと。実現するのかな。トランプ大統領の意向により、CIA(リアル)は規模縮小&人員削減に向かうようです。

[ロケ地]アメリカ、カナダ、韓国

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