「ナイト・マネージャー」(シーズン2)エピソード4

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バランスよくツボを押さえたスパイドラマ「ナイト・マネージャー」
イギリスの作家ジョン・ル・カレが1993年に発表したスパイ小説を原作とするテレビドラマシリーズ。主人公は国際執行機関のスパイとして世界各地で活動します。
10年のときを経て「ナイト・マネージャー」シーズン2(エピソード1~3)
シーズン2は新機軸の設定に見えて、シーズン1とつながりがあるようです。

シリアでIEAのアンジェラ・バーによって死亡が確認されたはずの武器商人リチャード・ローパー。エピソード3のエンディングでは、彼がギルベルト・ハンソンという名でコロンビアで生きていることが明かされます。

エピソード4はその続き。香港の金融機関でかつて働いていた投資家マシュー・エリス、武器取引を巡って死んだことになっているギルベルト・ハンソン、それぞれの正体が詳らかとなった以上、マジで抗戦/裏をかき合うしかないでしょう、という展開になります。

とても疑問に思うのは、ナイト・アウル班リーダーだったアレックス・グッドウィン(ジョナサン・パイン)のボスと給与支払者は誰なのかということ。資金提供がないとコロンビアで動きがとれないと思いますし、死んだことになっているアレックス・グッドウィンに給与を支払い、活動資金を提供する組織もないはず。加えて “ルクセンブルクの口座にあった3億ドル” から彼に支払ったという記録を残すわけにもいかないように思われるし、支払っているようにも見えません(発覚したらMI6のマイラに詰められる)。そして、もはや指示系統における上位者がいないのであればアレックス・グッドウィン(ジョナサン・パイン)は誰かの指示ではなく、自身の個人的価値観と判断で動いていることになります。そういう状況って、諜報活動の世界であり得ることなのでしょうか?とはいえ、このドラマはフィクションですからね。

とりあえず、そういう諸々は置いておいて…。

導入部あらすじ

フランスのポーでアンジェラ・バーは娘と暮らしています。「パパが戻ったら食事」等の会話から、アンジェラには配偶者がいることが匂わされます(夫の姿を見たことがない気がする)。職務を既に離れ、いわば隠居暮らし中の彼女ですが、ジョナサン・パインから「なせリチャード・ローパーが死んだという嘘をついたのか」という趣旨のメッセージを受け取ります。

場面は変わってコロンビア。ヒラルドットに滞在するテディと父ギルベルト・ハンソン(リチャード・ローパー)。その様子をマックス・ロビンソン(ジョナサン・パイン)が監視しています。彼は私立探偵マルティンに業務を引き継ぎます。

マックス・ロビンソン(ジョナサン・パイン)にギルベルト・ハンソンらの監視を任されたマルティンは、ギルベルトの番犬に盗聴マイクを取り付けます。

テディは手下のベニを使ってメデジン在住の検察官アレハンドロ・グアルテロスの殺害を目論み、元ナイト・アウル班のサリーは検察官アレハンドロの身の安全の確保を手助けします。

いっぽうロンドンのリバーハウスではMI6のマイラ・キャベンディッシュが、IEAのレックス・メイヒューの記録を洗っています。そこにはアンドリュー・バーチの情報もあります。

MI6のバジル・カラペティアンは監視カメラから異常を検知。映像にはリチャード・ローパーの金庫番だったサンディ・ラングボーン卿、MI6のマイラ・キャベンディッシュ、ブローカーのアダム・ホリウェルが映っていました。何かを感じたバジルはアダムに面会。会話からは、マイラが有望な投資先としてコロンビアにコネのあるアダムに白羽の矢を立てたことが窺えました。つまるところマイラは(彼女を通じてイギリスは)コロンビアの政権交代を後押ししているようです。

そして息子テディと父ギルベルト・ハンソンの会話。そこから察するに、投資家マシュー・エリスの資金がシリアに流れて帳尻が合うことにより、ギルベルトはリチャード・ローパーとしての命を取り戻すことができるようです。また反政府武装活動の容疑で逮捕状を出されている政治家ホセ・カブレラに積み荷の武器を届けることがテディの重要なタスクであることが示されます。

コロンビアのギルベルト(リチャード・ローパー)をかつての金庫番サンディ・ラングボーンが訪れます。ギルベルトは国家征服に関して、大いなる野望を抱いているようです。

いっぽうでマシュー・エリス(ジョナサン・パイン)はテディ側の望み通りコロンビアから出国の体(てい)を装って行動しますが、態度を翻してアンジェラ・バーと再会。そしてアンジェラとリチャード・ローパーの間に取引があったことを知らされます。

バジルはアダム・ホリウェルの最後の積み荷が “電磁パルス742システム” であることを突き止め、ジョナサン・パインとサリーはその装備をもって反政府組織が成し遂げようとしていることを危惧。

積み荷リストが流出したことについて、テディはロクサーナを疑います。ロクサーナはレックス・メイヒューをテディに売ったのは自分である、すなわち自分はギルベルトの協力者であって内通者でないことを訴えます。

検察官アルベルトは積み荷リストを携え、最高裁判所長官コンスエロにコロンビア政権征服の陰謀について知らせようとします。ロクサーナは「今それを実行するのは危険」とジョナサン・パイン(マシュー・エリス)に電話しますが伝達がうまくいかず、アルベルトはオラシオ・サンチェス大将らによって捕らえられます。ジョナサンが彼らを追います。しかしアルベルトはテディによって射殺されます。

また、ギルベルト(リチャード・ローパー)は年長のテディではなく、イギリスに残したダニーを後継者として優先したい意向であることが描写されます(なんだかんだ言ってもテディは隠し子。正妻の生んだ子どもとは大切さが違うのかもしれない)。

ロクサーナは母親の待つマイアミの自宅へ戻ろうとします。彼女を車で送るベニ(テディの手下)をマシュー・エリス(ジョナサン・パイン)が射殺。ロクサーヌを救出します。ギルベルト(リチャード・ローパー)は香港の投資家マシュー・エリスがかつて部下だったアンドリュー・バーチであることを知ります。

登場人物(エピソード4以降の登場)

※ エピソード3までに登場した人物を除く

  • サンディ・ラングボーン:シーズン1にも登場していた。ローパーの仲間で金庫番だった人物。条件付きの仮釈放になっている。妻はキャロライン
  • コンスエロ・アルベンス:最高裁判所長官
  • タヴォ:メデジンの少年

感想・メモ:細かな点を度外視すれば面白い

冒頭に挙げた疑問点などを除けば、イギリスによる国家規模の陰謀がコロンビア内部の権力争いと絡み、独立個人に近い存在のジョナサン・パインが、MI6のバジルや解散したナイト・アウル班の残党サリーの手助けを得て立ち向かうという構図は想像力をかきたてます。

恐らくはロクサーナもジョナサン・パインの味方となり(ひょっとしたら恋人になるのかもしれない)、元IEAのアンジェラ・バーも彼をサポートする側に回るのではないかと思います。

イギリスという国やコロンビア内部の事情に対し、ジョナサン・パインひとりが立ち向かうとしたらリアリティに欠けますが、彼の協力者の動きが今後の物語を面白くしてくれるのではないかと来週末を心待ちにしています。

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