「T2 トレインスポッティング」とエジンバラ

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「トレインスポッティング」(1996)から20年後に公開された続編「T2 トレインスポッティング」を見ました。

スコットランドの「クズの若者」は、20年経ってもやっぱり「クズのおっさん」みたいな話でした。「何を考えているんだか」な人達がいろいろ出てきます。「共感はしないけれど、これはこれで面白い」といったタイプのストーリー。

ストーリーにおいて「クズ」設定されているので私も「クズ」という言葉を使っておりますが、「クズ」であってもなくても歳を取ったところで本質に変化の少ない生き物、それが人間と思います。

映像と音楽は前編同様に洒落ていて、とてもよかったです。前編が評価されたのは、スコットランドの「クズ文化」を映像と音のオシャレさで表現したからなのかなあと思うんですが、どうなんでしょう。

後編では挿入歌のひとつとしてブロンディの “Dreaming(1979)” がかかっていました。この当時のデボラ・ハリーは超キュートです(今も美魔女)。

[ロケ地]スコットランド、ブルガリア

映画の舞台となっているスコットランドのエジンバラには1993年8月に行きました。当時ロンドン(アーセナルスタジアムの近く。現在はエミレーツスタジアムと言うらしい)で暮らしていた友達と夜行バスに乗って。

夜行バスはただ事でなく冷え切っていて凍え死にしそうでしたが、ユダヤ人若者グループは半袖・短パンで2リットルのコーラを飲んでいました。こういう人種差と言いますか、個体差も努力で超えることが難しいですね。

エジンバラはとても趣のあるところで(1993年8月当時)また行きたい場所のひとつです。秋以降の日照時間が恐ろしく短いと思われます。建物や細い路地などもろもろが非常に古い街。戦争やら疫病やらで大昔は死体がゴロゴロしていていて幽霊がいっぱい出るらしく、友達が雑誌広告で見つけてきた「ここに幽霊が出ますツアー」に参加したらすごく面白かったです。「ここではナンチャラカンチャラという女の幽霊が出ます」みたいな英語の解説を聞きながら街を歩きます。

ただし細い路地の上り坂、階段も多いため、傾斜を歩き回りたくない人にはお勧めしません。

ありましたよ、エジンバラの古ぼけた写真が。カメラマニアではないので安物のオートフォーカスでの撮影ですが “大昔” 感満載です。

ケルトの文化・象徴が街の随所に残っていました。友達はケルトのアクセサリーを買っていたと記憶しています。

ゴーストツアーはまだあるみたいですね。息の長い企画です。

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