「ベター・コール・ソウル」シーズン6、エピソード4~5のあらすじ&感想

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シーズン6における、ひとつの転換点がエピソード3(万事休す)でした。今回はエピソード4(ピンチはチャンス)、エピソード5(アザだらけ)を取り上げます。

エピソード4(ピンチはチャンス)

このエピソードもオープニングシーンが効いています。白人と黒人の夫婦がサイクリングをし、家へと戻ります。妻は途上で見た家の色彩計画が気に入らず、地域の取りまとめ役へ苦情を申し立てようと夫に相談します。帰宅後の家には銃を携帯した人たちがいて、何台ものモニターを設置し「1213」番地の家を監視しています。この白人&黒人の夫婦のシンクロした動きが楽しいです。こういうちょっとしたところに工夫があるのが「ベター・コール・ソウル」のよいところ。

さて、HHMの弁護士ハワードは心理カウンセリングのセッションを受けています。彼の夫婦仲には問題があるようです。そんなとき、ソウル(ジミー)とキムの企てが進行していきます。

ハワードに変装したソウルが出てきます。髪型・髪の色、肌の色など実によく雰囲気をとらえています。子どもの悪ふざけにも見えますが、大真面目にやっていて笑いを誘います。ここでは娼婦ウェンディがソウル&キムに協力。ウェンディはノリやリアクションが独特のキャラですが、ここでも期待を裏切りません。「ブレイキング・バッド」の頃より、少し太ったように見えました。

ここまで手の込んだ(というか他者を巻き込み、我が身を投げ打ち、汗水垂らして苦労する)ことをしてまで、一体何をしたいのかと問いたいところですが、ソウル&キムのハワード・ハムリン潰しに対する情熱あるいは執念には驚くばかり。

頼まれた仕事を終えたウェンディを送り届けたキムは、尾行に気付いて不安を感じます。それについての忠告を届けたマイクと、キムは正式に顔見知りとなります。

弁護したサマランカ・ファミリーのロスが素性を偽っていたことが刑事や検事補にバレて窮地に陥るジミー。裁判所の関係者から冷たくあしらわれるようになりますが、殺人を犯したカルテルのメンバーを保釈させ、逃亡を助けた弁護士として、犯罪者たちからは引く手あまたとなります。ダークサイドの胡散臭い弁護士ソウル・グッドマンとしてのポジションが徐々に確立されていきます。麻薬中毒のスプージ(「ブレイキング・バッド」でATMの下敷きになって死ぬ人)が顧客として登場します。

出演者メモ

デビッド・ウリ(スプージ役)

麻薬中毒のスプージを演じるデビッドは、かつて東京の大学へ留学していた。日本の漫画の英語訳、イラストレーターなどのキャリアがある。“アメリカから島根県に養子にもらわれた Ken Tanaka(架空のキャラクターで一人二役)” と語り合うデビッド・ウリのYouTube動画をどうぞ。どうして “タナカ ケン” なんですかね

「1213」が誰の家かが判明します。ラロ暗殺を裏で手引きしていたガスでした。ラロが死んでいないことを確信する彼は、自分の身を守ることに腐心します。こちらも仕掛けが大掛かりです。

このエピソードで一番面白かったのは「自転車夫婦」です。

エピソード5(アザだらけ)

このエピソードもオープニングがよく出来ています。何をしている光景なのかよく分かりませんが「何だろう?」と好奇心をそそります。結局、何のために何を作っているのかが分からないのですが、エピソードのなかに答えを見つけることができます。

元々神経質さを感じさせるガスは、ラロ暗殺の報復をいつ受けるかと気が気でなく、表稼業に従事している間も心ここにあらず(表の顔は、ファストフード店「ロス・ポジョス」の経営者)。そして不眠状態が続きます。マイクたちが警護に当たります。

HHMの弁護士ハワードは、自分の信用を貶める数々の出来事がジミー(ソウル)の仕業であることを確信し、彼に真剣勝負を挑みます。

フランチェスカはソウル・グッドマンの事務所に呼び出され、受付として再び雇用されますが “高齢者の味方” から “犯罪者サポート” へ軸足を移したソウルに従順な態度を示しません。

エピソード5のキモのひとつは、ラロがドイツへ行くことです。目的は、ドイツ人技師のリーダーだったチーグラーの妻(未亡人)に接触し、サマランカファミリーにとって何かしら有用な情報を持ち帰ることだったと推測されます。

人当たりは悪くないもののベースが冷酷非情な麻薬密売人ラロが、何だか素敵なおじさまを装って、バーでチーグラーの妻をナンパします。ほかに妥当な表現を思いつかなかったので「ナンパ」としましたが、彼女の気を引く話をし、同じテーブルで飲食を共にし、意気投合して亡き夫にまつわるエピソードを聞き出し、彼女を家まで送り、一線は越えずに楽しい思い出を残してお別れするという “一夜限りの特別な出会い” を演出しました。

ほかのサマランカファミリーは、ヘクター(車いすの爺さん)、トゥコ(キレッキレ)、双子(レオネル&マルコ兄弟)を見れば分かる通り、お金があって悪知恵が働くかもしれませんが、振る舞いが田舎のギャングそのものです。

それに比較すると、ラロはCIAのスパイのように、土臭いギャングから、上品っぽくスマートさの感じられる紳士までを演じることができます。すなわち、泥臭いサマランカファミリーにおいては逸材です。爺さんもドンであるだけに逸材ですが、あり方としてはやはり田舎のギャング。ラロは未亡人の不在時に家へ侵入します。戦利品として何かを持ち帰ったのかもしれません。

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井上 あつこ

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