サイコスリラー「YOU-君がすべて-」シーズン4(パート1)はまずまずの滑り出し

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こちらもシーズン4が始まりました。なお私はもろもろ取り込み中で記事投稿がなかなかできない状況。

シーズン1~3についての過去のざっくり記事はコチラ。

サイコスリラー「YOU-君がすべて-」は吹き替えがオススメ
ブラックユーモアが効いている本ドラマは吹き替えで観るのがオススメです。おかしな人たちもこのように描写すると、行動にそれなりの理由があるように見えて、面白いドラマになるから不思議。

このドラマシリーズの当初の面白さは主人公ジョーの “ストーカー気質や異常性が当人のコミカルな語り口で綴られるところ” でした。

「シーズン2→3→4」と進むにつれ、ジョーよりも周辺人物の異常性が目立つようになります。ジョーの異常性をリニアにエスカレートさせるのにも限界があり、彼のエクストリーム感がかえってストーリーの幅を狭めてしまうからだろうと思います。いろんな異常性をもつ複数の人たちを配置することで、いろんな方向への展開が可能になり可動域が広がります。

シーズン4はアメリカで妻ラブに殺されたことになっているジョーが、愛するマリアンを探してパリへ行くところから始まります。パリでマリアンの情報を掴んだジョーはロンドンへと向かいます。ロンドンではマリアンとの再会を望みつつ、教授ジョナサン・ムーア(偽名)となって文学を教える日々。そして事件に巻き込まれていきます(なぜそんなに簡単に教授になることができたのかは謎)。

ジョーはマルコム・ハーディングという教授と親しくなり、彼の属するイギリス上流階級の社交に付き合わされます。働かなくても豊かな暮らしが保証されているパーティーモンスターたちの享楽的で下品な姿に心底うんざりするジョー。なんだかジョーのほうがマトモな人間に見えてくるから不思議です。

しかし貴族らの御曹司、子女はジョーを手放さず、彼らのうちの誰かによってジョーは意図的に事件に巻き込まれていきます。

陰の首謀者は一体誰?絶体絶命のピンチに陥るジョー。それがパート1のメインテーマとなります。

[主な登場人物(特権階級グループ)]

マルコム・ハーディング 特権意識丸出しの大学教授。ケイトの恋人。

ケイト・ガルヴィン 画商で芸術愛好家。マルコムの恋人。元モデルの母親グレタはイビサ島でスピリチュアルスタイリストをしている。アメリカの富豪かつ事業家トム・ロックウッドの娘。

フィービー(レディ・ボア=ブラックワース) 貴族の生まれ。スキャンダルの女王だが愛されている。

ブレッシング・ボセデ ナイジェリアの王女。IT業界でネズミ講のようなビジネスを展開している。

サイモン・スー 傲慢なアーティスト。富豪の父をもつ。

ソフィー・スー サイモンの姉。宣材を身にまとった広告塔。人気のあるインフルエンサー。

ロアルド・ウォーカー・バートン ボートと一夜の関係と刃物の収集で有名な人物。不動産業を営み、風景写真家としても活動。

ジェンマ・グラハム・グリ―ン 差別主義者。

コニー 馬のオーナーで変人。

アダム・プラット アメリカ人でフィービーの恋人。特異な性的嗜好をもつ。特権階級を対象としたクラブのオーナー。父親の資金で事業をするおぼっちゃま。

リース・モントローズ ロンドン市長候補の小説家。情緒不安定な母親に育てられたが、後に父親が公爵と判明しオックスフォード大学へ進学する。

パーティーでフィービーにアブサンの入ったドリンクを飲まされて酩酊するジョー。そこから悪夢が始まります。

自分の性癖や傾向を省みて、なるべく悪いクセを出さないように気をつけていたにも関わらず、追い込まれたジョーは過去に培った危ないスキルと経験を活用せざるを得なくなっていきます。

相変わらずジョーの語りは面白いです。日本語字幕と吹き替えの両方で楽しんでいます(メインは吹き替え)。ジョーを演じるペン・バッジリーは吹き替えよりもずっと低い声です。

リース・モントローズ役が「ダウントン・アビー」(S3~5)の使用人ジミー役、「アウトランダー」(S4~5)の盗賊ボネット役だったエドワード・スペリーアス。久しぶりに彼の姿を見た気がして嬉しいです。

パート2についてはコチラ。

「おおっ、そうくるか!」の連続だったサイコスリラー「YOU-君がすべて-」シーズン4(パート2)
パート2のエピソード8くらいから、物語は思いも寄らぬ方向へと急展開を見せます。
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