続×2・休日イッキ見に向くサスペンス&ミステリー作品3作

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既に年末年始の休暇も終わり、そろそろ仕事始めの方も多いと思います。今さら感はありますが、コンパクトにまとまった作品の紹介です。

ジャンルはサスペンスまたはミステリーなので大笑いできる、気が晴れる、未来に希望がもてる、そういった類いのものではありません。最後の作品は「ヒューマン/社会派」にも入ると思います。

タイトル:「偽りの銃弾」(原題 “Fool Me Once” )(8エピソード)

ストーリー:ハーラン・コーベンによる同名小説が原作。夫ジョーが強盗によって銃殺された軍人のマヤ。友人からプレゼントされた監視カメラの映像に死んだはずのジョーが映っていることに驚愕する。彼女はその謎を解明しようとし、実の姉クレアの死との関連を疑うようになる。事件の担当はキアース刑事たち。ジョー&クレアの事件を調べる過程で、かつて名門校に起きた “ある事件” が隠匿されていたことがわかる

キャスト:ミシェル・キーガン(マヤ・スターン役)、アディール・アクタル(サミ・キアース役)、リチャード・アーミテージ(ジョー・バーケット役)、ジョアンナ・ラムレイ(ジュディス・バーケット役)、エメット・スキャンラン(シェイン・テシエ役)、ディノ・フレッチャー(マーティー・マクレガー役)ほか

物語の舞台:イギリス

ロケ地:イングランド(マンチェスター)、スペイン

感想:このドラマの優れているところは①適度な間隔で関心を持続させるネタが投下される、②怪しく見える人たちを含めての登場人物にそれぞれの事情があるため意外に深い、③ありがちな筋書きに見えて陳腐にならない程度の複雑さをもつプロットになっている、といいう点。最後まで関心をもって観つづけられるのでオススメ。キアース刑事の謎の持病(相当ひどい状況)に対し、周囲があまり注意を払っていないのが不思議。若い頃のジョーが、大人になってからのジョーとまったく似ていないのが残念

タイトル:「search/#サーチ2」(原題 “Missing” )(1時間50分)

ストーリー:幼い頃に父ジェームズを亡くし、シングルマザーのグレースに育てられたジューン。ある日、母グレースはボーイフレンドのケビンとコロンビア旅行に出かける。ふたりは消息不明となり、ジューンはインターネットを駆使して母とケビンを探し出そうとするが、事態はシンプルなものではなかった

キャスト:ストーム・リード(ジューン役)、ニア・ロング(グレース役)、ヨアキム・デ・アルメイダ(ハビエル役)、ティム・グリフィン(ジェームズ役)、エイミー・ランデッカー(ヘザー役)、ミーガン・スリ(ヴィーナ役)ほか

舞台:アメリカ、コロンビア

ロケ地:アメリカ(ロサンゼルス)、コロンビア(カルタヘナ)

感想:インターネットは今や多くの人にとって欠かせないツールであり、自ら身体を動かさなくてもいろんなことを調べることができるし、素人からプロまでネット探偵もたくさんいる。時間との闘いのなか、インターネットの活用により、最小限の協力者と連携して真相に迫ろうとするジューン。その “テンポ” と “どんでん返し” に煽られて「次はどんな展開になるのだろう」と興味を掻き立てられる。ジューン役のストーム・リードは「ボクらを見る目」でコーリーの恋人役だった女優さん。本作ではパソコン画面を覗き込んでいるシーンが多いが、ディテールの演技が実力派であることを示している

タイトル:「羊飼いと屠殺者」(原題 “Shepherds and Butchers” )(1時間46分)

ストーリー:1980年代の南アフリカが舞台。実際の事件をもとにした法廷サスペンス(元南アフリカ高等裁判所の法廷弁護士および裁判官であるクリス・マーネウィックによる同名著作がベースとなっている)。アパルトヘイト政策が行われていた頃、ミニバスで移動中の7人の非武装の黒人男性が若い白人刑務所看守レオン・ラブシャーニュによって銃殺される。彼は殺人の動機を語ることがない(語れない)。彼を担当するイギリス生まれの弁護士スティーブ・クーガンは、被告レオンの犯罪が、メンタル面で過重な負荷となる職務や心理的外傷の結果であることを証明しようとする

キャスト:ジョン・ウェーバー(スティーブ・クーガン役)、アンドレア・ライズボロー(キャスリーン・マレ役)、ガリオン・ダウズ(レオン・ラブシャーニュ役)、ロバート・ホッブズ(ピエール・ド・ヴィリエ役)、デオン・ロッツ(ラウテンバッハ准尉役)、マルセル・ファン・ヘールデン(J.P.ヴァンジル裁判長役)ほか

舞台:南アフリカ

感想:アパルトヘイト政策が廃止され、死刑制度が撤廃される以前の南アフリカの現実を垣間見ることができる。17歳という若さで日々死刑執行に携わるようになり、タイトルにもあるように「羊飼い」のように囚人に接し、死刑執行により「屠殺者」となるのが仕事であったとしたら精神に混乱を来たすのが当たり前で、平常心でいられるほうが不思議である。日本で養豚をしている人から「情がわくので家畜に名前は付けない」と聞いたことがある。言葉を交わし、名前も性格も知っているような人たちを一度に何人も絞首刑にしていくのは、彼らが罪人であったとしても引っかかりのある記憶になるだろう。アパルトヘイト政策、死刑制度、死刑執行人、それぞれの立場から人間の尊厳について考えさせられる

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