続・休日イッキ見に向くサスペンス&ミステリー作品3作

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年末年始でまとまった時間があるけれど、家族や友人との予定もあって超大作を観ることば難しい、でも面白いドラマや映画をイッキ見したい。そんなとき、こちらの作品はいかがでしょう。

なお、ジャンルはサスペンスまたはミステリーです。個人的には3つ目に紹介したドキュメンタリー映画「THE MOLE/ザ・モール」が特にオススメです(本日現在Netflixで視聴可能)。

タイトル:「裏切りの影」(原題 “Treason” )(5エピソード)

ストーリー:MI6の長官アンジェリス・マーティンが毒を盛られ倒れるというアクシデントにより、その後を引き継ぐことになる副長官のアダム・ローレンス。それを機に、彼と彼の家族は何者かによって狙われるようになる。さらに、かつての恋人(元SVR諜報員)カーラ・ユソバが15年ぶりにアダムの前に姿を現わす(※ SVRとはロシア連邦の情報機関で、ソ連のKGBの対外諜報担当であった第一総局の後継機関)。米国CIAも本件の調査に乗り出し、アダムの妻マディとのつながりを活用する

キャスト:チャーリー・コックス(アダム・ローレンス役)、オルガ・キュリレンコ(カーラ・ユソバ役)、ウーナ・チャップリン(マディ・ローレンス役)、キアラン・ハインズ(アンジェリス・マーティン役)ほか

物語の舞台:イギリス、アゼルバイジャン(バクー)

ロケ地:イングランド(ロンドン/ハーフォードシャー州)

感想:主人公と思しきアダム・ローレンスが途中で死んでしまったり、最終的には彼の今妻と元カノが協力して事に立ち向かったり、細かな点で意外な展開を見せるドラマ。陰謀の渦巻くイギリス上層社会の裏をテンポよく楽しめる。元軍人でアダムの今妻を演じるウーナ・チャップリンは「ゲーム・オブ・スローンズ」でロブ・スタークの妻役だった人。キーラン・ハインズは「ROME」でガイウス・ユリウス・カエサル役だった人

タイトル:「ターゲット・ナンバーワン」(2時間5分)

ストーリー:お金がなく素行もよくないダニエル・レジェは、筋のよくない組織への借金のかたとして、ある仕事を請け負う。その結果、タイの刑務所に収容される。「グローブ・アンド・メール」の記者マラレクがバンコクの刑務所を訪れると、罪状ならびにタイでの服役は、祖国カナダの警察組織に仕組まれたものだとダニエルは語る。国家をまたがった企みに陥れられたダニエルとともに記者マラレクは立ち上がる。実話を基にした映画

キャスト:アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン(ダニエル・レジェ役)、ジョシュ・ハートネット(ビクター・マラレク役)、スティーヴン・マクハティ(フランク・クーパー役)、ドン・マッケーラー(マラレクの同僚ノーム役)、コリー・リップマン(アル・クーパー役)、ジム・ガフィガン(グレン・ピッカー役)、フランク・ショルピオン(ジム・レイバン役)ほか

舞台:カナダ(トロント/モントリオール)、タイ(バンコク)

感想:比較的淡々と、恐らくは事実ベースでストーリーが進行していく。そういう意味では盛り上がりに欠ける映画だが、過剰な演出を排除していること、事実としてこういうことがあったという点が興味深い。前半に比較すると後半の説明描写が不足している感がある

タイトル:「THE MOLE/ザ・モール」(2時間)

ストーリー:デンマークの郊外に妻子と暮らす元料理人のウルリク・ラーセン。彼にとっての大きな出来事は14歳の頃、東ドイツで育った子どもたちとの交流から一党独裁体制の恐怖を知ったことだった。そして後年、最も独裁的な国家である北朝鮮に潜入して実態を暴こうと考える。映画「ザ・レッド・チャペル」を観た彼は、監督のマッツ・ブリュガーにFacebookのMessengerを通じて連絡。監督は彼の潜入に関して費用を負担しないこと、国際的に何か大きなことが起きれば興味をもつかもしれないことを伝える。ウルリクはその条件を呑み、まずは「デンマーク北朝鮮友好協会」に潜入。その後の北朝鮮の国際武器商人たちとの接触のほか、10年にも亘るスパイ活動の映像と音声がドキュメンタリー作品として編纂された。当初はウルリクのみが潜入していたが、途中から北朝鮮側が求める “巨額の投資家” 役を用意しなくてはならなくなった。監督がコペンハーゲンのナイトクラブで出会った人物が “北欧の石油王” ミスター・ジェームズを演じ、北朝鮮との投資交渉に臨む

舞台:デンマーク(コペンハーゲン)、北朝鮮(平壌)、スペイン(バルセロナ)、ベルギー(ブリュッセル)、ノルウェー(オスロ)、アイルランド(ダブリン)、アメリカ(ワシントンD.C.)、ウガンダ(カンパラ)、中国(北京)、ヨルダン(アンマン)、スウェーデン(ストックホルム)、カンボジア(プノンペン)、イギリス(ロンドン)

感想:この作品に関しては、もう観るしかないでしょう。日本で暮らす者にとっての “不思議の国、北朝鮮(※北朝鮮は国連に加盟しているが日本は国として承認していない)” にスパイとして接触する “デンマーク人” 。スパイは他者の記憶に刻まれるような風貌ではなく、気にも留めない身近なところにいるのかもしれない。武器と覚せい剤を製造する工場への投資案件で彼らが北朝鮮の平壌を訪れた際の “北朝鮮式おもてなし(宴席)” も風変りで面白い。いろんな意味で想像したことのない世界が、自分の知らないところで今日も繰り広げられていることを推測させるドキュメンタリー映画。ウルリクやジェームズ役が潜入捜査を無事終えることができてホッとした。元料理人のウルリクは、かねてより慢性疾患で福祉制度の恩恵を得て生計を立てているそうだが、スパイ活動を10年も続けるストレスのほうが心身の健康にずっと悪影響を及ぼしていそう。報道が正しければ、北朝鮮はしばしば日本を目掛けてミサイルを発射しているらしい。このドキュメンタリー映画によれば、かの国は各種の武器を生産して表に出ないルートで売りさばいているようだ。買い手がいるということは、そこそこの性能品質を維持しているのかもしれない

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