こんな実話があったら怖いでしょ!ドラマ「ザ・ウォッチャー」

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ドラマの「ザ・ウォッチャー」(原題 “The Watcher” )と「黒い蝶」、続けて視聴しました。このふたつはテーマも製作国も異なります。しかし視聴していくと、それまでのストーリーや仮説が何度もひっくり返される、というところが共通しています。今回は「ザ・ウォッチャー」について書きます。

「黒い蝶」についてはコチラ(↓)。

ドラマ「黒い蝶」-最もクレイジーなモンスターは誰?
フランスのドラマ。スランプに陥っている作家アドリアンに人生回顧録の執筆依頼がやってきます。依頼者とある女性の人生を書き起こしているうちに、アドリアンは人生の沼に足を取られていきます。

「ザ・ウォッチャー」エピソード1の冒頭に「BASED ON A TRUE STORY(実話に基づく物語)」と表示されます。ひと通り視聴してみて、どこからどこまでが実話なのかが気になります。不審な手紙の差出人が誰だったか、今だに分からないというレベルであれば「あるかもしれない話ですね」で済みます。しかし大半が実話だとしたら「ヘレディタリー/継承」より、よっぽど怖いです。

展開が二転三転するので最後まで飽きません。「この人が犯人だろう」と思わせておいて、何度もひっくり返ります。

理想のマイホームを手に入れ、ニュージャージー州にある美しい郊外ウェストフィールドのプルーバード657番地へと引っ越してきたブラノック家を除く登場人物があまりにも怪しく、それぞれに動機になりそうなものがあります。ネタバレになると二転三転の面白さが損なわれるので、知っておいたほうがよい登場人物とその周辺情報の紹介に留めます。

ブラノック家
  • ディーン…ノラの夫。子どもたちの父。新居をリフォームして近隣住民の不興を買う
  • ノラ…ディーンの妻。子どもたちの母。陶芸作家。不動産営業のカレンとは大学時代の友人
  • エリー…ディーンとノラの娘。16歳の高校生。新居に出入りするセキュリティ業者ダコタと懇意になる
  • カーター…ディーンとノラの息子。引っ越しの対価として両親からフェレットをプレゼントされる

⇒ 湖畔にある “その家” をどうしても手に入れたかったので、無理をして入札。ディーンには経済的なゆとりがない。入居後、差出人不明の奇妙な手紙を何通か受け取る。家の中で不審な出来事が相次ぐ。近隣住民の奇妙な振る舞いや監視の目に違和感を抱く

近隣住民
  • パール・ウィンズロウ(おさげのおばさん)…地元保存協会会長。ジャスパーの姉
  • ジャスパー・ウィンズロウ…パールの弟。意味不明なことを話す。奇矯な行動をとる。精神を患っている
  • ミッチ(ペアジャージ夫婦)…モーリーンの夫。妻モーリーンとニコイチ
  • モ―リーン(ペアジャージ夫婦)…ミッチの妻。ブラノック家の住まい方に何かと注文をつける
  • クリストファー…ペアジャージ夫婦の息子。精神を患っている
  • ロジャー・カプラン…ウェストフィールド高校の英語教師。妻と離婚後、元教え子と再婚。貧しい母子家庭で育った
  • ウィリアム・ウェブスター…1995年頃にウェストフィールドに引っ越してきた。図書館で働いている

⇒ 異常なまでの使命感に燃えて、657番地をウォッチしている人たち

657番地の事件周辺の人物
  • カレン・カルフーン…不動産営業。ノラとは大学時代の友人。ブラノック家が家を購入する際に再会。離婚歴あり
  • ダコタ…セキュリティ会社(バンガード警備システム)を立ち上げた19歳の若者。ブラノック家と契約する。娘のエリーと仲良くなる
  • チェンバーランド…刑事。ディーン&ノラ夫婦の訴えに一応対応するが、彼らが話していないはずのことをなぜか知っていたりする
  • セオドラ・バーチ…チェンバーランド刑事がディーンに紹介した探偵。元ジャズシンガーで肝臓がんを患っている
  • ジョン…リフォーム中に現れた建築物検査官を名乗る男。ディーンに第4の転換期(1回につき20年影響が続く/転換期は4つでひと区切り/80年ごとに危機が訪れる)について語る。ルーテル教会へ家族で行くことを勧める

⇒ どの人物もそれなりに怪しい動きをする

657番地の旧住民
  • アンドリュー・ピアース…タレントエージェンシー経営。ブラノック家の購入した家の、かつての住人。妻の産後の不調対策として郊外にある657番地の家を購入。その当時の出来事をディーンに語る
  • グラフ家…セオドラの調査によれば、ブラノック家が入居した家に1995年まで住んでいた。主はジョン・グラフで職業は会計士。妻はヘレン。息子はデール。娘はパット。ジョンの母の遺産で家を購入し、彼女も同居。ジョンは熱心に教会へ通っていた。彼は、建築物検査官のジョンと同一人物か?セオドラの調査結果の信ぴょう性は?

このドラマの面白さは “ウォッチャー候補” がたくさんいること。どの人物が “ウォッチャー” であったとしてもおかしくありません。

…私は誰か。私はウォッチャー。20年以上前から657番地を支配する者。前に住んでいた家族は家を売るよう言うと素直に従いました。657番地は私の仕事です。人生であり執念。ブラノック家も加わりました。自分の欲の産物へようこそ。過去の3家族も欲によって657番地へ。あなた方が4家族目です。ようこそ。見張っていますよ…

2通目の手紙より

7エピソードからなる面白いドラマ。オススメです。

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