コメディとしてもサスペンスとしても秀逸な「デスパレートな妻たち」

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郊外にあるフェアビュー市の同じ住宅地で暮らす家族やカップル、それぞれが訳ありです。互いに隠していることがあるものの、自分達の平穏のためには結束して事に当たります。そんな日常をコメディタッチで描いています。

ストーリーは、ある家庭の奥さんの自殺から始まります。その陰にはやはり隠したい何かがありました。その伏線がありつつ、ドラマが展開していきます。

恋あり、笑いありで、楽しいサスペンスドラマです。

メインで描かれるのは、シングルマザーのスーザン、手のかかる子どもが4人いる策略家のリネット、お嬢様キャラで体裁にこだわるブリー、お金が大好きで派手好きな元モデルのガブリエルの4人。この4人も何かと訳ありですが、それ以外の住人たちもいろんな事情を抱えています。それらが絡み合う様子が見ていて、とても面白いです。

家庭のあり方、夫婦のあり方、恋人のあり方、子どもの育て方、学校のあり方など、これぞアメリカだわ!と感じる傑作アメリカンドラマでもあります。恋とお金が大好き。エスタブリッシュメントへの憧れも強い。社交上手だけれど自分中心。私のなかではそれがアメリカ社会で、ドラマの世界もそのようです。

私はフェアビュー(架空の街)の住人ではありませんが、その一角に住んで眺めているような気分で楽しいです。

なお、リネット役のフェリシティ・ハフマンは、たとえば「ボクらを見る目」の判事役など、ほかの作品でも見かけますが、彼女以外のメンバーは見ませんね(たまたま出演作に食指が動かないだけかも)。お金をたくさん稼いだから、もう働かなくていいのかもしれません。

フェリシティは2019年、娘の有名大学への裏口入学で刑罰を受けました。やはり子どもはいい大学へ入れたいのでしょうか。既に十分にお金持ちとは思いますが、エスタブリッシュメントとお近づきになることが、子どものアメリカ社会でのさらなる成功と家柄の確立につながるのだろうと推測します。

フェリシティ(リネット役)とブリー役のマルシアは、スーザン役のテリーとものすごく仲が悪かったらしく、それもあって「デスパレートな妻たち」シリーズは終了となったようです。

大嫌いな相手とも、仲の良い間柄を演じることができるのが女優というもの。さすがです。

今年見たなかで最高のドラマ「ボクらを見る目」
ニューヨークのセントラルパークで起きた事件の犯人として5人の有色人種の少年が逮捕されます。奇跡的に冤罪が証明されるまでの、それぞれの軌跡を描きます。
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