4話ずつ「その電話が鳴るとき」を語る(エピソード9~12)

スポンサーリンク

エピソード1~8の続きです。エピソード11・12については、年が明けてから視聴ごとに加筆しました。

4話ずつ「その電話が鳴るとき」を語る(エピソード1~4)
面白いサスペンスに出会えず、韓国ドラマを視聴。まずはエピソード1~4です。
4話ずつ「その電話が鳴るとき」を語る(エピソード5~8)
シリーズ中盤のエピソードを取り上げました。

ヒジュとサオンの愛情と絆は “406” としての通話と双方の心情の吐露により強まりました。しかしサオンの成育歴の秘密はまだ明かされていません。

「あいつは生きている」という伝言メモを見たサオンはチュアン釣り具店へ駆けつけます。店主は気を失って倒れており、火の気配を感じたサオンは彼を外へ避難させようとしますが、仕掛けられた何かが爆発。サオンも大怪我を負います。

エピソード9~12のあらすじ

この物語の設定面における辻褄合わせは、エピソード9まででだいたい明らかになります。ヒジュを守るために妻であることを秘匿している夫のサオン。ふたりがいつまで夫婦であることを隠し続けるのか、公にするとしたらどんな条件が揃ったときなのか、その答えはエピソード10のなかにあります。

エピソード11。事件の展開としても悲恋の物語としても大いに盛り上がります。最終話が待ち遠しいです。…とはいえ1日後ですが。

エピソード12。やっぱりねという感じの種明かしから始まります。結論、面白いドラマでした。中盤から後半にかけては空想のなかの物語のようで好みが分かれそうです。

エピソード9:サオンがペク・ウィヨンの実の息子ではないこと、家が隣同士だったにも関わらず、姉のイナがサオンと知り合ったのは彼が15歳の頃だったことをヒジュは知る。「チュアン釣り具店の店主=チョン・ジンソク」であることがチ・サンウによって明かされる。チョン・ジンソクは “シニル愛育園事件” の真相を知る者であり、彼の回復が望まれたが、ナ・ユリは局の上層部から手を引くよう指示される。ヒジュはサオンの秘密を知ったうえで彼を守ろうとする。メロドラマパワー炸裂のエピソード

エピソード10:オッドアイの男に対して “先生” を名乗っていた人物が判明。オッドアイの男、 “先生”、ペク・サオン(ユ・ヨンソク)、三つ巴の対決となる。オッドアイの男は母と対面するが、彼女は意外なことを口にする。その後、ペク・ウィヨンの妻シム・ギュジンは、夫に対して意味深な発言をする。児童養護施設の子どもたちの遺体が発見される。命をとりとめた “先生” はサオンから協力を依頼される。ヒジュの子どもの頃の交通事故に関する謎が深まる。ヒジュはオッドアイの男にまたしても拉致される

エピソード11:結婚初日の回想からスタート。大切にするものを間違えなければ違う未来を迎えていただろうというふたり(サオンとヒジュ)の後悔が表現される。携帯電話の位置情報をもとに引き続きヒジュを捜索するサオン。警察によって事故現場が発見される。サオンの母シム・ギュジンに容疑がかかる。ペク・ウィヨン大統領候補は記者会見でサオンが自分の息子となった経緯を説明。HBCのチャン・ヒョクジン記者が “先生” の証言を会場で公開。身柄を拘束されたシム・ギュジンはオッドアイの男を助け、ヒジュを殺すよう部下に命じる。彷徨うヒジュはサオンと出くわす。しかしながら銃を持ち出したオッドアイの男はふたりを足止め。オッドアイの男はサオンに何かを話し、サオンはとても悲しそうな瞳でヒジュを見る。その後、銃声がする。ヒジュによるサオンとの生活・関係性についての願望が回想のように、ふたりが暮らした部屋で繰り広げられる。ヒジュのスマホに「604-8442-1567」から着信する

エピソード12:銃声に倒れたのがオッドアイの男なのか、サオンなのか真相が明かされる。サオンは故ペク総裁から相続した財産を寄付、報道官を辞職して姿を消す。チ・サンウとナ・ユリは “ヌリ夢園” の子どもたちへのボランティアを続けている。ヒジュはひとりきりでクリスマスの飾りつけをする。そして “先生” と面会、サオンの失踪の謎を解くヒントを得ようとする。カン課長や実父ナ・ジンチョルを通して、サオンへの理解を深めるヒジュ。彼女はサオンが戻ってくる可能性を信じている。姉のホン・イナは「彼は戻ってこない」と言い、サオンはイナに会うことを提案。ヒジュは手がかりをもとにアルガンへ向かう

さらにプラスαの登場人物

主要な登場人物はエピソード1~4で紹介済み。以下は追加情報です。

チョン・ジンソク:元の名はチョン・サンフン。チュアン釣り具店の店主であり、サオン(ユ・ヨンソク)の育ての親

オッドアイの男:ペク・サオン(ホンモノ)。小動物や子どもに手をかけるサイコパス少年だった。お坊ちゃまだが、祖父ペク・ジャンホによって始末されそうになった。チョン・サンフンの情けによって生かされる

ユン・ミンソン:“シニル愛育園” にいた双子の兄弟のうち弟のほう

ミン:もっと前のエピソードから登場していた。室長職でペク家に仕えている

感想・メモ

[エピソード9・10について]

  • “ヌリ夢園” と “シニル愛育園” の関係がわからない チ・サンウは “ヌリ夢園” にいた頃に大金持ちの別荘で富豪の息子と遊んだと述べている。一方、消えた子どもたちがいたのは “シニル愛育園”。“ヌリ夢園” と “シニル愛育園” は同一施設で名称を変更したのだろうか?
  • “先生” はチ・サンウではなかった しかしオッドアイの男も “先生” の正体を知らなかったようで、知らない人物の指示になぜ従っていたのかが謎
  • ペク・サオン(ユ・ヨンソク)が “どこからやってきた” “正式な名前や戸籍のない(と推察される)” 少年だったのかは、エピソード10の段階では明らかになっていない 彼自身が釣り具屋の店主に引き取られるまでの経緯をまだ語っていない。たとえば “シニル愛育園” から行方不明になった男児「ユン・ヒョンソン」が、実はペク・サオン(ユ・ヨンソク)だったとか、チ・サンウが一枚噛んでいたとか、表に出てこなかった人物の存在が明らかになるとか、真相までに “もうひと捻り” あるのではと期待している。エピソード10の段階では「ユン・ヒョンソン」らしき遺体は発見され、双子の弟との間でDNA鑑定の結果待ち

[エピソード11について]

  • 細かなところで、よくわからない点が出てくる
    • ペク・ウィヨン総裁の指輪にカメラを仕込んだのは誰なのか?サオンがするとは思えないし、総裁があらかじめ仕込んでいたとしたら目的は?韓国のセレブリティはカメラを仕込んだ指輪をするものなのか?
    • またシム・ギュジンがヒジュを拉致して閉じ込めていた蔵みたいな部屋の画像はセキュリティカメラによるものなのだろうか?証拠になるようなものを当事者がわざわざ撮影することはないと思う。突然出てきた動画については詳細が説明されない
  • サオンの実父が正式に判明
    • エピソード10でシム・ギュジンが言っていたこと(「夫のペク・ウィヨンは父親であるペク・ジャンホに似ていないが、サオンは似ている」)を回収
    • サオンの実の父が家系図上の祖父ペク・ジャンホである線は、私も仮説のひとつとして考えてはいたのだが「じゃあ、母親は誰なのよ」「なんで釣具屋に面倒をみさせたのよ」という疑問が残る。それらが明らかにされないことについて、視聴者のみなさんは気にならないのだろうか。私は猛烈に気になる
  • オッドアイの男はサオン(ユ・ヨンソク)に何を言ったのか “子どもの頃のヒジュたちの交通事故の真相” を伝えたのかなと思う。あるいは出生、出自にまつわるさらなる秘密とか。妄想が広がる
  • ペク・サオン(ユ・ヨンソク)は死んだのか? 「604-8442-1567」の着信は誰から?
    • 銃で撃たれたのがサオンという確証はない。死んではおらず、何か別の理由でヒジュから離れたというのが仮説1
    • 死んで葬式も済ませたが、サオンが「604-8442-1567」から電話をかけてきたという霊界通信が仮説2
    • 「604-8442-1567」はサオン以外の別の人物からの電話というのが仮説3

[エピソード12について]

  • ヒジュの見た夢とナ・ユリの報道の内容が違っており後者が正しい。構成上、誤解を招いて紛らわしい 錯覚させないとドラマが面白くならないからだろう。警察がトロく、後手に回っていることは事実なのだが
  • 国番号アルガンとか、ビベンという地名とか、ベスティン聖堂とか実在しないのでは? アルガンは中東やアフリカを連想させるが(アルガンオイルとか)、風景は東南アジアのリゾートのようでもあり、登場する人物の肌の色もさまざま
    • その点は、もうちょっとリアリティのある設定のほうがよかったね。私はリアリストなので一気に醒める。サオンが人目に付かない場所でサバゲーをしているように見える
    • 場面設定によるものだけではないと思うが、最終的にマンガみたいな話になってしまったので、IMDbのスコアが年明けの2エピソードでだだ下がり。中盤のエピソードまでは8.0以上という極めて高いスコアで推移していたのに、最終回に至り作品のトータルスコアは5.8くらいまで下降している(エピソード12単独では10点満点の2.8だ)。※スコアは投票によって変動するので今後も上下すると思われる
  • [エピソード11について]③については当たっていた ほかはトラップをかませてきているのに、これに関しては直球だった
  • ドラマを観ていると韓国人はロマンチストだと思う
    • 実際にそのような話を聞く。彼氏が彼女に対してロマンチックな演出をするとか、日本人男性と異なり、韓国人男性は恋人に対してマメで尽くすらしい。一方でDV男が多いという話も聞く。日本人に比較してエモーショナルなのだろう
    • 自分なりのロマンや理想を共有したい気持ちが強く、受け入れられないと腹を立てる傾向があるのかもしれない。いい方向に転べばロマンチスト。かつて教員をしていたとき、韓国からの留学生が何人かいた。礼儀正しいが、激しやすかった(特に男性)。「そんなことに、なぜそこまで怒るかね?」という人が多かったが、最近の若い韓国人はどうなんだろうね
  • 一言でいえば “王子様サオン” を堪能するドラマ ある意味であざといが、生きていくにあたって滋養(ひとときの夢)を与えてくれる。男性が視聴するとしたらヒジュがお姫様に見えるのだろうか?
旅行は人生の大きな喜び(^^)v
ランキングに参加しています。
応援をお願いいたします。
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村