Ⅳ.次世代型の生活価値は“自己納得”軸で決まる


[Value Scale]

 

VOICE

「まわりの友だちも、ほとんどがフリーター。そういう友だちと毎日会って、人生どうすんの、これから、ということだけ。必ずそこに会話がいっちゃう。親は“ちゃんとした仕事をしなさい”と言うけれど、何がちゃんとしているんだか、私には分からない」(飲食店アルバイト・23歳・女性)

「暇で家にいるときは趣味でギターを弾いたり、映画を観たり、テレビを見たり。外では、どこかに飲みにいったり、ぶらぶら買い物したりしている。バンドでギターをやっている。デビューは全く考えていない」(工場アルバイト・24歳・男性)

「いつまでも夢を追っていてはいけないと思った。音大を卒業するとき、演奏家として生きるのではなく、楽器店に就職するなどに方向転換する人もいるのだが、それはいやだった。楽器店に就職するために、音大に入ったわけではないから」(情報処理サービス業正社員・27歳・男性)

「遊ぶことには、もう満足した。幼稚園の先生はずっとやりたいと思っていたから、就職した。“落ち着いてくれた”と彼氏は喜んでいる」(幼稚園教諭・29歳・女性)

 

- 帰属・承認欲求の対象は“自己選択型コミュニティ”(1)

- 帰属・承認欲求の対象は“自己選択型コミュニティ”(2)

- 帰属・承認欲求の対象は“自己選択型コミュニティ”(3)

- フリーターの多い3タイプ-「自己探求タイプ」「他者承認タイプ」「夢見がちタイプ」