【“積極的フリーター”を中心にみる新しい価値意識とサポート案】
また将来的に、より顕著になると思われる価値意識、それらに対するサポートの方向性を“積極的フリーター”のあり方からみると、次のようである。
[新しい価値意識]
・能力開発重視
・収入よりも“自分らしさ”の追求
・身の丈での起業・フリーランス
・収入よりも“自分らしさ”の追求
・身の丈での起業・フリーランス
[サポートの方向性]
・経済力と社会保障の安定
・独立指向
・独立指向
【次世代型雇用創出の方策例】
≪目標≫ | |
・失敗しても、意欲をもって何度でも取り組むことのできる環境の整備 | |
・自分のライフスタイル、適性に合わせて仕事を選択し、安心して働くことのできる環境の整備 | |
A.早期段階での、関心領域や適性の発見 | |
早期の職業体験プログラムの導入、インターンシップ制度の拡充 | |
制度を実施する大学は増えているが、1年生のうちから体験できるようにする。また、卒業生も制度を利用できるように拡充する。 | |
B.多様な雇用形態の選択と安定の両立した雇用の拡大 | |
パートと正社員の中間的な雇用の拡大、社会保障制度の個人化 | |
ひとりひとりが自立して安心して働くことができるよう、社会保障制度を個人単位で適用。労働時間の長短、転職、職種等の変動によって不利にならぬようにする。 | |
C.ソフト化・サービス化に対応した能力開発・才能 | |
職能の客観的評価・スキルの証明づくり、マルチジョブとしての才能発掘の仕組み | |
若者の豊かな感性と才能を発掘し、第三者が何らかの評価をすることで、若者を元気づけ、トライ&エラーから達成感を味わう仕組みをつくる。 | |
D.若年層による「自身の仕事」の創出支援 | |
若年層での「身の丈起業」への支援、若年層のNPOでの活動支援 | |
政府系金融機関などで、若年層への積極的な小口融資など行なうようにする。 | |
E.次世代型人材を育てる社会基盤づくり | |
若年低所得者層の地域活動と相互扶助の推進、次世代人材育成基金の構築 | |
「有償制」「地域通貨制」、時間を積み立てて必要なサービスを買う「タイム・マネー制」などにより、若年低所得者層に対し、地域社会がボランティアの仕事を提供する。 |