「ブラック・ミラー」エピソードごとの評価・感想(シーズン1~3)

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シーズン1

  • タイトル:国歌 → 評価:
  • コメント:胸くそ悪いストーリーなのでオススメしません。好みがはっきり分かれる作品です。制作には何らかの意図があるはず。イギリスならではのブラックなメッセージがあるのかもしれません。人間の態度と本音の裏腹な姿、見たいところを見ようとして真実を見過ごしていること、表面的に上手くいっていることを成功あるいは成就と思っている姿を描きたかったのかなあと思ってみたりします。アレン・リーチが “ちょい役” で出ています。
  • タイトル:1500万メリット → 評価:
  • コメント:人間が厳密に管理/監視される未来社会。生活環境や仕事も進んだテクノロジーを使って、すべて管理されています。経済や消費はメリット(単位)によるポイント制となっていて、管理された労働などによってメリットを貯め、貯まったメリットを使って飲食物やサービス等を購入します。1500万メリット貯まるとオーディション出場の権利を得られます。何がしかのパフォーマンスを披露して合格すると、それまでの不自由な管理社会から解放されます。ステップアップしたつもりでも、今までより若干自由で若干選択肢の増えた、若干快適な人生になるだけで、管理/監視されることには変わりがないという皮肉が込められているように感じられました。シンガーを夢見ていたのにオーディションの審査員にAV女優になるよう決断させられるアビ役が「ダウントン・アビー」のシビル様です。
  • タイトル:人生の軌跡のすべて → 評価:〇+
  • コメント:記憶チップを体に埋め込まれているため、過去の見聞きしたこと、出来事が記録されており、それらを再生することができます。過去の記録を他の人達と共有して視聴することもできます。「記憶こそ人生です」とドラマ内冒頭のCMでも言っていますが、私達人間にとっては、まさに「記憶こそ人生です」。記憶していないことは人生になかったも同然。自分にとっての自分の人生とは記憶していることだけで構成されています。記憶チップに記録が残っているがゆえに複雑で悲壮になっていく人生がある、ということを表現した作品。

シーズン2

  • タイトル:ずっと側にいて → 評価:〇-
  • コメント:恋人を亡くし、彼の子どもを身ごもっている女性が主人公。故人(のアルゴリズムを踏襲したプログラム)とコミュニケーションを取ることのできるサービスを利用するようになります。最初は電話を通じてクラウドコンピュータの中にいる彼と話をしていましたが、どんどん依存し、のめり込んでいきます。高額の追加料金を支払って彼の肉体を再現した存在と暮らすようになります。しかし “もどき” は “もどき” であって本物とは違うということに気づき、次第に存在が疎ましくなっていきます。人間とは、そのように勝手な生き物なのです。さあ、どうする?
  • タイトル:シロクマ → 評価:〇-
  • コメント:目が覚めると自分が誰で、なぜここにいるのかが分からなかった女。銃を持った者たちに追われ、周囲の人達に助けを求めても皆スマホなどで、女を取り巻く様子を撮影し続けるだけ。これらの不可解な状況の背景には何があるのか。イギリスの人の考えた、繰り返し”因果応報” を体験する世界と言えるかも。
  • タイトル:時のクマ、”ウォルドー” → 評価:
  • コメント:一介のアニメキャラだったウォルド―が、毒舌とタブーなき発言により、人々の間で影響力をもつようになり、選挙戦に出馬することになります。中の人は、自分とは別のところで暴走するウォルド―というキャラを演じることにストレスを感じていますが、ウォルド―を都合よく利用したい周囲の思惑に翻弄され続けます。外側のキャラ(外面的人格)に主導権を渡し、その陰で不幸になっていく内面と人生を描いているのかな、と思います。政治家モンロー役が「ROME」のブルータス役、「アウトランダー」のフランク・ランダル(ジョナサン・ランダルとの一人二役)のトバイアス・メンジーズ。
  • タイトル:ホワイトクリスマス → 評価:
  • コメント:とてもよくできたドラマと思います。クリスマスにふたりの男性が思い出話をします。そこで語られる世界には、Zアイという、人をブロックする機能があり、ブロックされるとその相手を見ることも、相手と話をすることもできなくなります。その機能があることで、かつての恋人や生まれた子どもへの執着が強化され、自ら破滅への道を歩むことになる展開、そして最後のどんでん返しが見ものです。

シーズン3

  • タイトル:ランク社会 → 評価:
  • コメント:他者から、いかに高い評価(☆5つとか、「いいね」の数とか)をもらうかによって、生きる社会のステージが変わる未来のお話。地域社会でも、個人的交友関係でも働く人達同士でも、常にスマホを使って評価し合い、自身の得点を上げていくことに必死です。飛行機への搭乗、不動産物件の契約、お店の利用なども、その人の保有ポイント(ランク)によって利用範囲が制限されます。社会的に力のある人、地位の高い人、知名度の高い人などから、よい評価をたくさんもらうことで自分のポジションを高くすることが加速します。ランクの低い人とは多くの人が関わろうとしません。メリットがないからです。そんななか、レイシーはいい評価を得ようとして逆にどんどんランクを下げていきます。この手の「ランク社会」はこの現実社会で実際に進行しています。いろんな情報が紐づけされていき、不利益を得たくないがために、がんじがらめになっていくのです。主人公レイシーの弟役がジェームズ・ノートン。
  • タイトル:現実拡張ゲーム → 評価:〇+
  • コメント:放浪の旅先であるロンドンでお金に困ったクーパー。行きずりで知り合ったソーニャに勧められ、多額の対価が支払われる「サイトウゲーム」のテストサンプルに応募します。「個人のもつ思考によって、その個人だけを最大限に怖がらせる」というプログラムの実験台になるのですが…。その人の体験に基づいて形作られた思考(恐怖や快感の基準になる回路)こそが恐怖の源泉、人を恐怖に陥れるのに時間は要らない、脳内にある恐怖は人を殺すことができる、そういった、実はどこにでもある事実を見せてくれています。
  • タイトル:秘密 → 評価:
  • コメント:ある後ろ暗い秘密をもつ者達が、何者かの指示によって反社会的な行為を強制されていきます。後ろ暗い秘密とは、例えば日本ではイギリスほどの重罪と捉えられていないことなのですが、それらが主人公達を追い詰めます。主演のアレックス・ロウザーは「このサイテーな世界の終わり」「イミテーション・ゲーム」でも好演しています。ちょっと変わった嗜好というか性癖のありそうな役を演じるのがとても上手です。共演しているジェロ―ム・フリンは「ゲーム・オブ・スローンズ」のブロン役。
  • タイトル:サン・ジュニペロ → 評価:〇+
  • コメント:自分の願いを叶える街サン・ジュニペロ(1987年設定)。そこで出会ったふたり。その後、ヨーキーは消えた恋人を探してボーン・アイデンティティ(2002年設定)へ行き、ケリーを見つけます。そして時間軸上の本当の今は、もっと後の時代。死んだ人たちの精神が遷移した、クラウド上の街で生き続けることができる世界。死を待つ人たちもビジターとして楽しめる。死後の世界は選べる?そこで思うがままに生き続けたい?そこでの体験はリアルと同じように本物?本当の人生って何?どれが真実?
  • タイトル:虫けら掃討作戦 → 評価:
  • コメント:虫けらと呼ばれるゾンビみたいな存在と戦う部隊のお話。ゾンビの持つペンライトの緑の光を見てから、隊員のストライプは感覚に異変を感じ始める。虫けらは本当に虫けらなのか。自分達を正常設定にするためには、異常設定の存在を作り出すことが必要。延々と続くサバゲーみたいなストーリー。軍のカウンセラー役がマイケル・ケリー。映画「エベレスト 3D」でジョン・クラカワー役、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」でダグラス・スタンパー役。「ハウス・オブ・カード」は途中まではすごく面白かったのだけれど失速して残念。
  • タイトル:殺意の追跡 → 評価:
  • コメント:他者から恨みを買った人が、ほかから手を下されることなく勝手に死んでしまう複数の事件が起きます。警察の捜査により死に至った原因が判明。その背景には「成り行きゲーム」というインターネット上の扇動があることも分かってきました。さて、次なる事件が起きないように打つ手はあるのでしょうか。言葉とテクノロジー、人間の作りだしたものが、それを操る人によって暴走し、制御不能に陥ることの恐ろしさを描いた作品。
「ブラック・ミラー」エピソードごとの評価・感想(シーズン4~5)
「ブラック・ミラー」シーズン4~5の各エピソードの評価と感想です。シーズン4~5だったらシーズン4、エピソードだったら「HANG THE DJ」と「ブラック・ミュージアム」が好きです。
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今はじっとしている旅人
井上 あつこ

・マーケティングリサーチャーで日本語教師

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